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このページではPMDの曲データを作成する為に必要最低限の手順を説明します。
ここで紹介するソフトの使い方はそれぞれのマニュアルを確認して下さい。
PMDとはKAJA氏制作のFM音源ドライバです。
元々はPC-8801用のFM音源ドライバでしたが、後にPC-9800シリーズにプラットフォームを移行し現在に至ります。*1
PMDは多くの市販・同人ゲームに採用されており、PC-9800シリーズにおける主要なFM音源ドライバの一つと言えるでしょう。
GIMICのスタンドアロンモードにはPMD互換ドライバが組み込まれている為、PMDデータを直接再生することが可能です。
PMDでの楽曲作成はMMLという言語を用いてテキストファイルに演奏情報を記載します。
ただしPMDはそのテキストファイルをそのまま演奏情報として解釈することはできませんので、コンパイラを使ってバイナリデータに変換し、
そのバイナリデータをPMDに渡すことによって演奏を行います。
PMDのシステム一式はKAJA氏のサイトからダウンロードすることができます。
MC48P.LZHに含まれるMC.EXEがMMLコンパイラ、PMD48O.LZHに含まれるPMDMML.MANがMMLの仕様書です。
PMDの各種システムはPC-98のMS-DOS用の実行ファイルです。
コンパイラなどは32bit Windowsであればそのまま動作しますが、64bit Windowsで動作させる場合はMS-DOS Player for Win32-x64が必要になります。
PPCとはADPCMデータを格納する為のデータ形式です。格納できるデータ形式はYM2608仕様のADPCMです。
現在ADPCMデータを作るとした場合、WAVデータをADPCMデータに変換するのが最も効率が良いと思いますので変換ツールを紹介しておきます。
作成したADPCMデータをPMDから直接読み取ることはできませんので、各々のデータを連結してPPCファイルを作る必要があります。
…が、PC-98エミュレータを使わずにPPCファイルを直接作成する方法はありません。
回避策としてKAJA氏がFMP用に作成されたPCM Utility for PVI filesを使ってFMPのADPCMデータ形式であるPVIを作り、
PMDのシステムに含まれるPVI2PPC.COMを使ってPPCに変換する必要があります。
Windows環境下でPMDデータを再生するにはC60氏制作のFMPMD2000を使います。
FMPMD2000のシステム一式はC60氏のサイトからダウンロードすることができます。
FMPMD2000及びPMDWinをダウンロードして下さい。
なお著作権の関係により、YM2608のリズム音源はそのままでは鳴りません。GIMICから録音してWAVファイルに落とし込む必要があります。
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