* GIMIC USB制御デモ [#nf7b7a6a]
GIMICのUSB制御デモを公開します。以下の手順に従ってGIMICのファームウェア更新、ソフトウェアの用意を行って下さい。~
#freeze
* USB制御モードについて [#oa7fac83]
GIMICをPC上のアプリケーションからUSB制御する為の動作モードです。~
USB制御を行うには専用ドライバの導入、アプリケーションと専用ドライバを結ぶ中継ソフトウェア(c86ctl)の導入が必要です。~

■更新履歴~
2011/10/29 ファームウェアアップロード~
2011/10/30 OPNA対応ファームウェアに更新(演奏の遅延が改善)~
2011/11/03 OPM対応ファームウェアに更新(OPN3L/OPNAモジュールにも対応しています)~
2011/11/03 [[私家版ねこープロジェクトII:http://www.vesta.dti.ne.jp/~tsato/soft_s98v3.html#np2]]でGIMICのUSB制御に対応して頂きました~
2011/11/19 ファームウェアを更新、[[c86ctl2>#id748593]]を追加~
2011/11/20 [[c86ctl2>#id748593]]を更新~
2011/12/18 nue氏作の[[gimic_pcidebug>#tce48c27]]の紹介を追加~
2012/01/05 hootの2011/12/31の更新にあわせて追記~

#contents

** ファームウェア更新 [#ne8ea8b6]
GIMICをUSB制御デモ専用ファームウェアに更新して下さい。~
ファームを更新したらスイッチを戻して&color(red){''中央にあるUSBコネクタ''};につなぎ替えて下さい。GIMICが''USBオーディオデバイス''として認識されます。~
** 動作要件 [#mb4916f3]
対応OSはWindows7,8,8.1,10 32/64bitです。~

USB制御デモ専用ファームウェア:&ref(gimic_usb4.zip);~
各OSは最新のサービスパックが適用され、Microsoft Updateで最新の状態に更新されていることが前提です。~
意図的にサービスパックを適用していない、Microsoft Updateを実施していないような環境での動作検証は一切行っていません。~

*** WindowsXPでの認識 [#n79f543a]
OSがWindowsXPの場合は以下のように認識されます。~
USB制御を行うアプリケーションによってはCPUパワー/GPUパワーを要求する物があります(例:hoot)~
Pentium4世代のCPU、低電圧・低クロックのCPU(及び内蔵GPU)ではパワーが足りない可能性があります。~

&ref(x_usb1.jpg);~
&ref(x_usb2.jpg);~
** USB制御モードを使うには [#v67e34f9]
GIMIC本体にSDカードを挿さない状態で電源を入れて下さい。自動的にUSB制御モードへ移行します。~

コントロールパネルの''サウンドとオーディオ デバイス''のプロパティを開き、''MIDI音楽の再生''に&color(red){''Microsoft GS Wavetable SW Synth''};を選択して下さい。~
※SDカードを刺した状態でもジョグを押し込みながら電源投入で強制的にUSBモードで起動させることが出来ます。~
(初代、2代目マザーボードLite版は非対応)~

&ref(x_usb3.jpg);~
※初代マザーボードの場合は左側のUSBポートにケーブルを接続して下さい。~
 また左右2つのUSBポートに同時にケーブルを接続しないで下さい。本体が故障する恐れがあります。~

*** WindowsVista/7での認識 [#i8cdc726]
OSがWindowsVista/7の場合は以下のように認識されます(画像は7の場合)~
WindowsVista/7ではMIDIマッパーの設定は特に必要ありません(逆にフリーソフトなどでMIDIマッパーにGIMICを選択しないで下さい)~
#ref(gm002.jpg);~

&ref(7_usb1.jpg);~
&ref(7_usb2.jpg);~
※2代目マザーボードLite(GMC-MB2LT)のモジュール増設時に内蔵音源を利用したい場合は電源オン時にSTATUSランプが点灯するまで電源ボタンを押し続けて下さい。~
 電源ボタンを直ぐに離すと増設モジュール、STATUSランプが点灯するまで長押しで内蔵音源が認識されます。~

** PCからGIMICを制御する方法 [#p6f038fd]
2011/12/31 現在、[[c86ctl>#id748593]]と[[pcidebug>#tce48c27]]を利用する方法があります。~
両者共に全てのモジュールに対応していますがc86ctlは対応ソフトの関係でOPMモジュールの制御ができません。~
%%逆にpcidebugの方はhoot側の問題でOPNAのADPCMデータ転送が上手くできないようです。%%~
⇒hoot 2011/12/31版からpcidebug経由でもADPCMデータ転送が正常に行われるようになりました。~
※2代目マザーボードPro/Std/Liteで電源ランプが2回点滅して起動しない場合はUSBからの給電能力が不足しています。USBの電源供給を見直して下さい。~

*** c86ctlでのGIMIC制御 [#id748593]
c86ctlでのGIMIC制御には[[hoot:http://dmpsoft.s17.xrea.com/hoot/]]を使います。~
** 専用ドライバの導入 [#jf42dfdf]
C84より頒布を開始した2代目マザーボード及び、2013/06/19版以降の初代マザーボード用ファームウェアから専用ドライバの導入が必要になりました。~
ファームウェア・ドライバのページからUSB制御ドライバ(gimic-win-driver-YYYYMMDD.7z)をダウンロードし、インストールして下さい。~

①[[hootのサイト:http://dmpsoft.s17.xrea.com/hoot/]]から2011/05/15版(もしくはそれ以降)をダウンロードして適当なフォルダに解凍して下さい。~
②hootはVC2005のランタイムを必要とするので[[これ:http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?familyid=200B2FD9-AE1A-4A14-984D-389C36F85647&displaylang=ja]]と[[これ:http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?familyid=766A6AF7-EC73-40FF-B072-9112BAB119C2&displaylang=ja]]と[[これ:http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=ae2e1a40-7b45-4fe9-a20f-2ed2923aca62&displaylang=ja]]のx86版を全てインストールし、WindowsUpdateを行って最新の状態にして下さい。~
 (OSが64bit版の場合でもx86版をインストールして下さい)~
⇒[[ファームウェア・ドライバ>ファームウェアダウンロード#ef499535]]

③以下のc86ctlをダウンロードし、先ほどのhootのフォルダに''c86ctl.dllとc86ctl.ini''をコピーして下さい。~
なおWindows8/8.1/10はOS側が標準でドライバを持っている為、インストールの必要はありません。~
Windows7の場合は上記のドライバをインストールして下さい。~
32bitOSでは&color(red){dpinst-x86.exe};を、64bitOSでは&color(red){dpinst-amd64.exe};を実行して下さい。~

&ref(hoot1.jpg);~
** 中継ソフトウェアの導入 [#j18ca199]
GIMIC対応アプリケーションからUSB制御を行う為には中継ソフトウェア(c86ctl)の導入が必要です。~
ファームウェア・ドライバのページからc86ctl(c86ctl_?.?.?_32bit.zip)をダウンロードし、対応ソフトと同じフォルダにc86ctl.dllをコピーして下さい。~

MIDI制御版(2011/10/29):&ref(c86ctl.zip);~
HID制御版 (2011/11/20):&ref(c86ctl2.zip);~
⇒[[ファームウェア・ドライバ>ファームウェアダウンロード#ef499535]]

&color(red){※c86ctl2(HID制御板)利用時の注意※};~
-c86ctl2(HID制御板)を利用する場合、GIMICは必ずPCのUSBポートに直結して下さい。
-USBハブを経由すると演奏開始時に音色化けが発生する可能性があります(TLの値が化けて大きな音量が出ることがあります)
-PCのUSBポートに直結していても同じUSBルート配下に他のデバイスが接続されていると同様の現象が発生する可能性があります。
-c86ctl2.zip利用時にhootが突然終了したり、hootが終了出来なくなる場合があります(タスクマネージャからhootのプロセスを強制終了してください)
またc86ctlはVisual C++ 2010のランタイムを必要とします。以下をインストールし、MicrosoftUpdateを行って最新の状態にアップデートして下さい。~
なおご利用のOSに関わらず、全て32bit版(ファイル名に_x86が含まれる物)をインストールして下さい。~

④''hoot.ini''をメモ帳などで開き、[config]セクションの先頭の方にある''sampling_rate''の値を''55466''に、''buffer''の値を''8''に変更し、~
 ''time_slice=16''と''c86ctl_enable=1(OPN3L) / 2(OPNA)''を追加して下さい。~
 またhootのMIDI出力先が''Microsoft GS~''になるように''output_midi_device''の値を変更して下さい。[[MIDIデバイス番号はこちらで確認して下さい>#b2909ec8]]。~
-[[Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86):http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=c32f406a-f8fc-4164-b6eb-5328b8578f03]]

>[config]~
sampling_rate=&color(red){55466};~
buffer=&color(red){8};~
&color(red){time_slice=16};~
&color(red){c86ctl_enable=1}; ←OP3Lモジュールの場合~
&color(red){c86ctl_enable=2}; ←OPNAモジュールの場合~
output_midi_device=&color(red){0}; ←この数値は環境によって異なる場合があります~
**本体の操作方法 [#i51ae4ac]
本体に搭載されているジョグホイール(ボリューム)を使用して音量変更と、~
ブレイクアウト端子のパラレル出力(2代目マザーボードPro版のみ対応)を変更可能です。~
|ジョグ回転|音量変更|
|ジョグ押し|パラレル出力の切り替え|

⑤''c86ctl.ini''をメモ帳などで開き、セクションの先頭の方にあるmidideviceの値が''USB オーディオ デバイス''~
 (WindowsVista/7では''G.I.M.I.C. MIDI Interface'')になるように変更して下さい。[[MIDIデバイス番号はこちらで確認して下さい>#b2909ec8]]。~
ジョグを押すとSTATUSランプが点灯し、パラレル出力が有効となります。~
もう一度ジョグを押すとSTATUSランプが消灯し、パラレル出力は無効となります。~
||STATUS消灯|STATUS点灯|
|ラインイン端子|無効|モジュールからの音声出力|
|ラインアウト端子|モジュールからの音声出力|無効|

>mididevice=&color(red){1}; ←この数値は環境によって異なります~
** c86ctlの操作方法 [#f051c621]
GIMIC対応アプリケーションを起動すると、以下のc86ctlのウインドウが表示されます。~
複数台のGIMICを接続している場合は[[その台数分表示:http://gimic.jp/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=c86ctl_4module.png&refer=USB%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89]]されます(最大4台まで)~

※c86ctl2(HID制御版)ではMIDIデバイス番号を指定する必要は本来ありませんが、MIDI制御版dllと入れ替えて使うことを想定してiniに記述を残しています。~
#ref(c86ctl_1.jpg);

⑥以上で設定は完了なので''hoot.exe''を起動してOPNもしくはOPNAの曲を再生してみて下さい。上手く再生できない場合はMIDIデバイス番号があっているか再確認してみて下さい。~

&ref(hoot2.jpg);

*** gimic_pcidebugでのGIMIC制御 [#tce48c27]
[[USB-NUCO:http://sites.google.com/site/usbnuco/]]の作者であるnue氏がgimic_pcidebug.dllを公開されたので紹介します。~
このdllはROMEOのpcidebugを偽装するc86ctlラッパーで、ROMEO対応ソフトからGIMICを制御することができます。~
またオリジナルのc86ctlから軽量化が行われており、CPU負荷及び演奏遅延が大幅に改善されています。~
なお、gimic_pcidebug.dllはVisual C++ 2010のランタイムが必要なようです。事前に[[こちら:http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=c32f406a-f8fc-4164-b6eb-5328b8578f03]]を導入して下さい。~

&color(red){※注意事項※};~
現在のUSB制御ファームウェアはテスト版となっております。~
公式以外の86ctl作者へのお問い合わせはご遠慮頂きます様、お願いいたします。~

①[[nue氏のサイト:http://nue.dip.jp/~nue/wiki/index.php]]のその他→Downloadから''gimic_pcidebug.zip''をDLし、''gimic_pcidebug.dll''を''pcidebug.dll''にリネーム、~
 ''pcidebug.ini''と共にROMEO対応ソフトと同じフォルダにコピーしてください。例としてhootの場合を説明します。~

②''pcidebug.ini''をメモ帳などで開き、環境に応じた設定を記入してください。~

>[GIMIC]~
if=1~
;GIMICへのアクセス方法を指定~
;0:HID(c86ctl2相当のはず)~
;1:MIDI(c86ctl相当のはず)~

1が従来で言うc86ctl(MIDI制御)、0がc86ctl2(HID制御)になります。~
従来のc86ctl(MIDI制御)では演奏にモタりが出ていましたが、nue氏版ではどちらも安定して演奏できることを確認しています。~
(HID制御の際にGIMICをUSBハブに接続するとデータ転送に乱れが出る問題はc86ctl2同様です)~

>mididevice=1~
;GIMICのMIDIデバイスを指定~
;if=1とした場合は設定すること~

c86ctl同様にGIMICのMIDIデバイス番号を記入します。[[MIDIデバイス番号はこちらで確認して下さい>#b2909ec8]]。~

>module=2~
;接続しているモジュールを指定~
;0:OPN3-L~
;1:OPNA~
;2:OPM~

接続しているモジュールと異なる音源の曲を再生した場合にGIMICへデータ転送を行いません。~
モジュールを差し替えたら音が出なくなったという場合はこの設定を見直してください。~

>buffersize=500~
;内部リングバッファのバッファサイズを指定~
;delaymsを大きくする場合にはバッファ多めにすること~

>delayms=40~
;発音遅延をms単位で指定~

''GIMIC側の発音を遅延''させます。pcidebug経由でhootを使うとFM/SSGパートがマスクされADPCM/PCMのみが発音されます。~
GIMICとPCの音声をミックスさせることで実機相当の演奏を実現することが可能になります。~
その際、PC側のADPCM/PCMよりGIMICの方が先に発音されてしまうので同期を取る為にこのオプションがあります。~
''delayms''の値を増やす場合は上述の通り、''buffersize''も大きくしてください。~
この数値はPC毎に異なってくると思いますので各自で調整を行って最適な値を自力で見つけてください。~

④''hoot.ini''をメモ帳などで開き、[config]セクションの先頭の方にある''sampling_rate''の値をOPNA/OPN3Lモジュールの場合は''55466''、~
 OPMモジュールの場合は''62500''に、''buffer''の値を''8''に変更し、''time_slice=16''を追加して下さい。~
 またhootのMIDI出力先が''Microsoft GS~''になるように''output_midi_device''の値を変更して下さい。[[MIDIデバイス番号はこちらで確認して下さい>#b2909ec8]]。~

>[config]~
sampling_rate=&color(red){55466}; ←OPNA/OPN3Lモジュールの場合~
sampling_rate=&color(red){62500}; ←OPMモジュールの場合~
buffer=&color(red){8};~
&color(red){time_slice=16};~
output_midi_device=&color(red){0}; ←この数値は環境によって異なります~
+メインウインドウのKEYBOARDをクリックすると以下が表示され、演奏情報を視覚的に確認することができます(OPL3モジュールは非対応)~
#ref(c86ctl_2.jpg);~
~
lpf=&color(red){0}; ←hoot側のADPCM/PCM出力をクリアに聞きたい場合はLPFをオフにした方が良いです。~
romeo_ym2608_gain_fm=&color(red){0}; ←標準で''3''が設定されているので''0''にします。~
romeo_ym2608_gain_rhythm=&color(red){0}; ←標準で''1''が設定されているので''0''にします。~
なおKEYBOARD VIEWウインドウをアクティブにした状態でフルキー側の1~9、qwertを押すことでパートマスクができます。~
マスクしたパートは[M]の表示が赤く変化します。[M]をクリックすることでも同様にマスクすることができます。0でマスクを全解除します。~
またSHIFTキーを押しながら1~9、qwertを押すことで指定したパートをソロ演奏させることができます。~
ソロ指定したパートは[S]の表示が緑色に変化します。[S]をクリックすることでも同様にソロ指定することができます。~
解除する時はもう一度SHIFTを押しながらそのパートを示すキーを押すか、緑色になった[S]をクリックして下さい。~
~
+メインウインドウのREGISTERをクリックすると以下が表示され、音源のレジスタ内容を確認することができます。~
#ref(c86ctl_3.jpg);~
~
+メインウインドウのFMをクリックすると以下が表示され、そのFM音源チャンネルのレジスタ内容を視覚的に確認することができます(OPL3モジュールは非対応)~
#ref(c86ctl_4.jpg);~
~
+メインウインドウ上で右クリックすると以下のポップアップが表示されます。~
Show Visualizerをクリックするとc86ctlのウインドウ全てが非表示になります。復帰方法は後述します。~
Configurationをクリックするとc86ctlの設定画面が表示されます。~
#ref(c86ctl_5.jpg);~
~
+Configuration画面です。~
#ref(c86ctl_6.jpg);~
~
-Show Visualizer~
チェックを外すとc86ctlのウインドウ全てが非表示になります。チェックを入れると復帰します。~
-Delay Control~
GIMICの発音を遅延させる機能です。PCから再生される音声(X68000のADPCMや86ボードのPCMなど、~
GIMICでは再現できない物)とGIMICの音声を同期させる為に使います。単位はms(ミリ秒)です。~
複数台のGIMICを接続するとそれぞれのGIMICに対して遅延を設定することが可能ですが、~
試した限りでは全て同じ値で問題ありませんでした。~
-SSG Volume~
OPNAモジュールのFM/SSG音量バランスの設定を設定する機能です。~
値の範囲は0~127で、各機種・音源の設定値は後述します。~
-PLL~
FM音源チップに供給するクロックを変更することが可能ですが触らないで下さい。~
c86ctl対応アプリケーションはc86ctl呼び出し時に正しいクロックを設定しています。~
演奏中にクロックを変えると動作に異常をきたします。~
~
c86ctlのウインドウを非表示にして再度復帰させたい場合はタスクバーにc86ctlのアイコン(赤枠の物)がありますので、~
このアイコンを右クリックして下さい。前述のポップアップメニューが表示されます。~
#ref(c86ctl_7.jpg);~
~

※従来の環境を使い回す場合は''c86ctl_enable=1''をコメントアウトするか、''c86ctl_enable=0''に書き換えて下さい。~
 またOPNAとOPMモジュールで''sampling_rate''の値が異なってくるので注意してください。~
|>|>|SSG Volume|
|機種|音源|設定値|
|PC-98|PC-9801-26 (OPN)|38|
|PC-98|スピークボード (OPNA)|38|
|PC-98|アミューズメントサウンドボード (OPNA)|30|
|PC-98|PC-9801-86 (OPNA)((PC-9801-86相当品を搭載したA-MATE、98MULTiを含む))|31|
|PC-98|PC-9801-118 (OPN3-L)((PC-9801-118相当品を搭載したCanBeや98NOTEを含む))|31|
|PC-98|音美ちゃん|82|
|PC-8801|PC-8801-11 8801用設定 (OPN)|69|
|PC-8801|PC-8801mkIIFR (OPN)|69|
|PC-8801|PC-8801FA/MA/98DO+ (OPNA)|63|
|PC-88VA|PC-88VA (OPN)|69|
|PC-88VA|PC-88VA+PC-8801-VA12 (OPNA)|再現不可|
|PC-88VA|PC-88VA2/VA3 (OPNA)|69|
|PC-8001|PC-8001mkIISR (OPN)|76|
|PC-8001|PC-8801-11 8001用設定 (OPN)|76|
|X68k|まーきゅりーゆにっとV4 (OPN3-L)|31|

⑤以上で設定は完了なので''hoot.exe''を起動して接続したモジュールに合う曲を再生してみて下さい。~
 上手く再生できない場合はMIDIデバイス番号があっているか再確認してみて下さい。~
** 対応ソフトウェア [#k5d957ba]
これよりご紹介させて頂くソフトウェアはGIMIC Projectによる制作物ではなく第三者の方々が制作・公開された物になります。~
これらのソフトウェアなくしてGIMICのUSB制御は成り立ちません。制作・公開に携わられた方々のご尽力に感謝致します。~

※c86ctlとpcidebugを切り替えて使いたい場合、hootフォルダにpcidebugがあると優先的に使われます。~
 c86ctlを使いたい場合は''pcidebug.dll''のファイル名を''pcidebug._dll''などにリネームして対応して下さい。~
-[[対応ソフトウェア一覧>USB制御FW - 対応ソフト]]

 ■pcidebugでADPCMの転送に失敗するタイトル~
 PC-8801 Scheme~
 PC-8801 妖獣機甲兵ワードラゴン~
 PC-8801 DIOS(ADPCMによる効果音)~
 PC-9801 Grounseed(ADPCMデータが中途半端に転送されます)~
 PC-9801 音源ドライバにPMDを使うゲーム(Grounseedと同様)~
** 良く有る質問と回答 [#x0a4b930]
-OPLMNモジュールを利用時にC86CTL上でDISCONNECTEDと表示される~
--C86CTLがNativeモードに対応していない為です。セットアップメニューにてNative以外を選択して下さい。~
詳細は[[スタンドアロンモード]]内記事を参考にして下さい~

 ■pcidebugでADPCMの転送が問題無いタイトル~
 PC-8801 MISTYBLUE~
 PC-8801 JESUS II~
 PC-8801 ARCUS II~
 PC-8801 バーニングポイント~
-G.I.M.I.C USB Interfaceがデバイスマネージャ上から見えているにも関わらずc86ctlから認識されない~
--Visual C++ 2010のランタイムが適用されていない可能性が有ります。再インストールをお試し下さい。~

** MIDIデバイスの確認 [#b2909ec8]
GIMICをMIDI制御する場合は''c86ctl.ini''もしくは''pcidebug.ini''にMIDIデバイス番号を記載する必要があります。~
&ref(midienum.zip);をダウンロードして''MIDIEnum.exe''を実行して下さい。以下のように表示されます。~
-USBモード時でもGIMIC上でのPCM再生に対応していますか?~
--USB帯域不足により、現状では非対応となっております。~

&ref(x_device.jpg);&ref(7_device.jpg);~
** 不具合情報 [#wfa82f26]
|掲載日|状況|
|2013/08/15|MB1/MB2共にOPNAモジュールでリズム音源のタムが勝手に鳴る現象が発生することを確認しています。&br;(バーニングポイントのOP/ED、PC-88版ルーンワースのOPなどで確認)&br;⇒MB1は2014/05/11版FW、MB2は2013/09/20版FWで対策を行いました。ただしルーンワースは依然NGです。|
|2013/08/15|%%MB1/MB2共にOPN3LモジュールをXM6 TypeGのまーきゅりーゆにっとV4用の音源として利用できません。&br;(リズム音源が化けて高周波ノイズが出ます)%%&br;⇒MB1は2014/05/11版FW、MB2は2014/05/08版FWで対策を行いました。~|
|2013/08/15|Delay ControlはMB1の2013/06/19版FW、MB2の2013/08/16版FWより対応しています。|
|2013/08/15|Delay Control、SSG Vol、PLLの値は前回設定した値を記憶し次回起動時も同じ値を復元します。&br;しかし次回起動時に異なるモジュールが接続されていた場合も以前の値を復元してしまうので注意して下さい。&br;SSG Volに対応していないOPN3L/OPM/OPL3モジュールを接続していた状態からOPNAモジュールに切り替えると&br;&colorSSG Volに0が設定されてしまうのでSSGの音が出なくなります。|
|2013/08/15|GIMICを複数台接続している場合、c86ctlがGIMICを認識する順番が稀に変わることがあります。&br;このような場合にも上記の問題が発生しますのでご注意下さい。&br;これら設定情報やウインドウ位置はc86ctl.dllがあるフォルダにc86ctl.iniとして記録されます。&br;ただし一部の対応アプリでは条件によりc86ctl.iniが作成されない場合があります。&br;Delay、SSGVol、PLLの値はConfiguration画面を閉じた時にc86ctl.iniが作成され、記録されます。&br;ウインドウ位置はそれぞれのウインドウを閉じた時にc86ctl.iniが作成され、記録されます。&br;c86ctlのメインウインドウを閉じると関連するウインドウ位置も全て記録されます。&br;なおメインウインドウを非表示にしても次回起動に再表示されます。|

左がWindowsXPのMIDIデバイスのリスト、右がWindowsVista/7でのリストです。~
ここでプロダクト名が''Microsoft GS~''のメーカーIDの上にある''[]''内の数値と、''USB オーディオ デバイス''~
(WindowsVista/7では''G.I.M.I.C. MIDI Interface'')のメーカーIDの上にある''[]''内の数値をメモって下さい。~

WindowsXPで複数のMIDIデバイスを接続している場合はどれがGIMICなのか区別が付かないかもしれません。~
その場合はメーカーIDとプロダクトIDの数値が65535の物を探してください。~

''Microsoft GS~''のMIDIデバイス番号を''hoot.ini''の''output_midi_device=''に、~
''USB オーディオ デバイス''の値を''c86ctl.ini''もしくは''pcidebug.ini''の''mididevice=''に記載してください。~

** 注意事項 [#ac4d998b]
■GIMIC側の注意事項
-USB制御は開発中の為、演奏に遅延が生じることがあります。~
現在、MIDI制御が動作しない、逆にHID制御が動作しないなどの報告を確認しています(両方できないという報告は今の所ありません)~
-データ転送量の多い楽曲で演奏が停止する場合があります(SSGPCMなど)
-OPN3Lモジュールを使う場合はADPCMは再生できません。~
pcidebugを使ってADPCM部のみhootから発音させることで擬似的にOPNA相当の演奏が可能です。~
-OPNAモジュールを使う場合はADPCMが再生可能です。
-ADPCMデータの転送には若干時間がかかりますので注意して下さい。~
データ転送時はOPNAモジュールのLED1がオレンジ色にハッキリと点灯します。LED1が点滅状態(若干暗くなります)になるまでhootで曲を再生しないで下さい。~
hoot側はデータ転送を終えて操作できるようになりますが、GIMIC側ではDRAMにデータを書き込んでいますので書き込みが終わらない内に曲を再生すると正しく演奏開始できない場合があります。~
-OPNA用のハードウェアLFOやパンを使う曲を再生した後にOPN用の曲を再生すると、ハードウェアLFOやパンが初期化されない場合があるので注意して下さい。
-GIMICはUSB-MIDIデバイスとして認識しますが現時点ではMIDI音源として使うことはできませんのでご注意下さい。~
-OPM/OPNA/OPN3L+SPDIF基板の音源チップへの供給クロックは現状固定になっています。~
よって供給クロックがX68k、PC88/98系と異なるハードの曲を演奏した場合は音程が狂いますのでご注意ください。~
-OPNAモジュールのFM/SSG音量バランスは現状固定になっています(86B/OPN3L相当)

■hoot側の注意事項
-c86ctl経由の場合はhootからも音声が出力されますので、PC側の音声をミュートして対応して下さい。~
pcidebug経由の場合はGIMICに搭載されていない音源部分(X68000のADPCM、86ボードのPCM、X1のPSGなど)がPC側から発音されます。~
-c86ctl経由の場合はhootでのパートマスクはGIMIC側に反映されません。~
pcidebug経由の場合はパートマスクが可能ですが現状のhootではOPMのFM1ch目とOPNAのリズム音源部はパートマスクが上手くできないようです。~

もしGIMICがフリーズした場合はUSBケーブルを抜き差ししてhootを再起動して下さい。OSを巻き込むフリーズが無いとは言い切れませんので自己責任で利用して貰えるようにお願いします。~


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