* スタンドアロンモードについて [#uc245ed3]
SDカードに記録されたS98/MXDRV/PMD/FMP/SPCファイルをGIMIC単体で再生する動作モードです。~
またTeraTermなどのターミナルエミュレーターを使うことでPCからスタンドアロンモードのGIMICを操作することができます。~

なお2代目マザーボードのLite版(GMC-MB2LT)は本体に演奏を操作する為のボタンが一切ありません。~
Lite版でスタンドアロンモードを使う際は必然的にターミナルエミュレータから操作することになります。~

#contents

スタンドアロンモードを公開するにあたり以下の方々のご協力・ご支援をいただきました。~

-内蔵FMP/PMD音源ドライバ~
--FMP (C)Guu氏~
--PMD (C)KAJA氏~
--WinFMP/PMDWin (C)C60氏~

** スタンドアロンモードを使うには [#x7a6c3aa]
GIMIC本体にSDカードを挿した状態で電源を入れて下さい。自動的にスタンドアロンモードへ移行します。~

※初代マザーボード(GMC-MB1)をターミナルエミュレータから操作したい場合は右側のUSBポートにケーブルを接続して下さい。~
 また左右2つのUSBポートに同時にケーブルを接続しないで下さい。本体が故障する恐れがあります。~

#ref(MB1a.jpg);~

※2代目マザーボードLite版(GMC-MB2LT)の増設・内蔵音源ですが、通常は自動的に適切な音源が選択されます。(2014/05/16以降)~
 内蔵音源だけを利用したい場合は電源オン時にSTATUSランプが点灯するまで電源ボタンを押し続けて下さい。~
 電源ボタンを直ぐに離すと増設モジュール+内蔵音源、STATUSランプが点灯するまで長押しで内蔵音源のみが認識されます。~
 このモードの利点は、モジュールへの電源供給をカットするため、消費電力を抑えることが可能です。

※2代目マザーボードPro/Std/Liteで電源ランプが2回点滅して起動しない場合はUSBからの給電能力が不足しています。USBの電源供給を見直して下さい。~

** 曲データの用意 [#aa083a20]
スタンドアロンモードはS98/MXDRV/PMD/FMPデータに対応しています。事前にSDカードへ演奏したい曲データをコピーして下さい。~
ファイラーの処理は重い為、SDカードは出来る限り高速な物をご利用下さい。~
また、以下の注意事項を守って貰えるようにお願いします。

-フォルダの作成は4階層までに留めて下さい。~
-異なる音源モジュールの曲データ(FMP/PMDとMDX)が混在していても問題ありません。接続されているモジュールで判定しています。~
-ADPCMデータはSDカードの直下に「PCMFILES」フォルダを作成し、その中に拡張子がPVIとPPCのファイルを入れて下さい。~
再生したい曲がどのADPCMデータを使っているか分からない場合はFMPMD2000のパラメータビュワーでご確認下さい。~
-PMDのPPZ8対応データ(.MZ)の再生には対応していません。~
-FMPのPPZ対応データ(.OZI)のADPCM部及びSSGPCM(PPZ)部の再生には対応していません。~
なおOZIデータではADPCMデータの転送が行われないため、前回ロードしたADPCM音が鳴ったりノイズが鳴る場合が有ります。~
-FMPデータでファイルサイズが大きな物(50KB前後)はGIMICのメモリに収まらない為、再生することはできません。~
-MDXデータでファイルサイズが大きな物(60KB前後)はGIMICのメモリに収まらない為、再生することはできません。~
-MDXデータの一部には圧縮されている物、逆コンバート防止の暗号化が施された物が含まれている為、GIMICでは正常に演奏できない場合があります。~

//-Android端末などでファイル名8文字+拡張子3文字を超えるファイルをSDカードに書き込まないで下さい。~
//Androidの仕様?により正常な8.3形式のファイル名が書き込まれない為、GIMICがそのファイルを演奏できずフリーズします。~
//SDカードへデータ書き込みはWindows上から行って下さい。~
//-USBキーボード接続(背面USB Aコネクタ)には対応していません。~
//-&color(red){コミックマーケット79で購入されたGIMIC};をお使いの場合は事前に[[定義情報の更新>#f72ec67b]]を行って下さい。~

** 対応状況 [#of2cfc11]
|対応モジュール|OPN3L,OPM,OPNA,OPL3,SPC|
|対応データ|S98,MXDRV(.MDX),PMD(M,M2),FMP(OPI,OVI,OZI),SPC|
|液晶ディスプレイ|対応(MB1のみ)|
//|対応WAVファイル|48/44.1k 16bit STEREO/MONO(2014/05/15公開ファームウェアより対応)|

** GIMIC単体での使用方法(2代目マザーボードLite版は非対応) [#dd737c2c]
+GIMICにUSBコネクタを接続します。(Pro版の場合は外部電源接続のみでもOKです。)~
+GIMICの電源を投入します。~
+本体ジョグ押し込み(2代目マザーボードPro/Std)、または適当なボタン(初代マザーボード)を押します。~

ボタン割り当ては、下記本体ボタン割り当てをご確認下さい。~
このモードでは、再生が終了すると自動的に次の曲へ移動します。~
この状態からでも下記ターミナルエミュレータ経由での接続が可能です。~
接続後「F1」キーを押してModeを「Auto」から「Filer」に切り替えて下さい。~

** 本体ボタン割り当て [#o7304d10]
|操作|初代マザーボード&br;GMC-MB1|2代目マザーボードPro/Std&br;GMC-MB2STD/PRO|2代目マザーボードLite&br;GMC-MB2LT|
|ジョグダイヤル&br;機能切換|-|ジョグダイヤルを押し込むと&br;ステータスランプが点灯・消灯します|本体操作不可|
|前のフォルダへ|Aボタン|ステータスランプが点灯している状態で&br;ジョグダイヤルを押し込んで左に回す|~|
|次のフォルダへ|Dボタン|ステータスランプが点灯している状態で&br;ジョグダイヤルを押し込んで右に回す|~|
|前の曲へ|Bボタン|ステータスランプが点灯している状態で&br;ジョグダイヤルを右に回す|~|
|次の曲へ|Cボタン|ステータスランプが点灯している状態で&br;ジョグダイヤルを左に回す|~|
|再生/停止|Pボタン|ステータスランプが点灯していない状態で&br;ジョグダイヤルを押し込んで回す&br;(回す方向は左右どちらでも構いません)|~|
|音量調整|ツマミを回す|ステータスランプが点灯していない状態で&br;ジョグダイヤルを左右に回す|~|
|曲サーチキャンセル|Pボタン長押し|ジョグダイヤル長押し|~|

※NUCケースに組み込むとマザーボードの表裏が逆になりますので回転方向が逆になることに注意して下さい。

初代マザーボードのボタンは以下の通りです。
#ref(MB1b.jpg);~

** ターミナルエミュレータ経由での使用方法 [#j987a069]
スタンドアロンモードのGIMICはPC側からはUSB-COMポートとして認識されています。~
もしスタンドアロンドライバのGIMICをPCに接続した際にドライバを要求された場合は[[こちらの手順>ファームウェアアップデート#b29f100e]]に従ってドライバをインストールして下さい。~

このCOMポートを介してPCからターミナルエミュレータ(TeraTerm等)でGIMICを操作することができます。~
GIMIC本体での操作と大きく違う所は、SDカードに記録された曲データをPCの画面で確認しながら再生できることです。~

ターミナルエミュレータには様々な物がありますが、例としてTeraTermでの操作方法について記載します。~
なお[[こちらのサイト:http://applesorce.b.sourceforge.jp/2011/05/15/osx%E3%81%A7gimic%E3%82%92%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%99%E3%82%8B/]]にMacOSXでの制御方法について記載があります。~

+[[TeraTerm:http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/]]をダウンロードしてインストールしてください。~
インストールオプションは「コンパクトインストール」で問題ありません。~
+デバイスマネージャーを開き「ポート(COMとLPT)」に「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge(COM?)」があることを確認し、~
COMポートの何番に割り当てられているか確認してください。~
+デスクトップにTeraTermのショートカットが作成されていると思いますのでTeraTermGIMICにでもリネームして下さい。~
ショートカットを右クリックしてプロパティを開き、リンク先の欄の末尾に「 /C=3 /BAUD=230400 /KR=SJIS /KT=SJIS」を追加して下さい。~
「/C=3」の数字がCOMポートの番号になりますのでご自分の環境にあった数値を入力して下さい。~
+GIMICにUSBコネクタを接続します。~
+作成したTeraTermGIMICのショートカットからTeraTermを起動します。~
+GIMICの電源を投入します。~
+イニシャル画面が表示されますので、何かキーボードのキー(Enter、カーソル等)を押してください。SDカードに入っている曲データがTeraTermに表示されます。~
+上記本体ボタン割り当て、または下記キーボードキー割り当てを参考に操作して下さい。~

** ターミナルエミュレータでのキーボードキー割り当て [#ef156118]
|↑|カーソルを上に|
|↓|カーソルを下に|
|PageUp|カーソルを1ページ下に|
|PageDown|カーソルを1ページ上に|
|ENTER|フォルダ選択/曲選択|
|BackSpace|上位フォルダに戻る|
|←|前の曲へ|
|→|次の曲へ|
|Home|次のフォルダへ|
|End|前のフォルダへ|
|F1|再生方法の選択(Auto:演奏終了後、次曲へ自動で移動します)|
|F2|曲の停止|
|F3|曲のループ回数を+1(1〜5loop、永久loopを設定可能)|
|F4|曲のループ回数を-1|
|F5|テンポアップ|
|F6|テンポダウン|
|F7|リピート時のフォルダ移動設定|
|F8|OPNAモジュールのFM/SSG音量バランスの変更&br;(PC-88 OPN系/OPNA系、PC-98 OPN系/OPNA系の4種類に切換可能)|

** 良く有る質問と回答 [#p4ab6f89]
-1曲リピートを行いたい。
--ファイラー上にてF3:永久ループ(***)にして下さい。
-フォルダ内リピートを行いたい。
--ファイラー上にてF1:Autoモード、F7:SINGLEモードにして下さい。
-カーソル操作が出来ない。
--F1キーを押して、AutoモードからFilerモードに切り替えて下さい。
-次(前)曲・フォルダ移動が長いのでキャンセルしたい。
--2代目マザーボードPro/Std版はジョグ押し込み・初代マザーボードはPキーを解除されるまで押して下さい。
-フォルダ移動時に曲を自動再生開始したい。
--F1キーを押して、Autoモードに切り替えてからEndキー(または該当ハードキー)を押して下さい。
-ファイラー利用時に、曲(フォルダ)移動、曲停止中にも関わらずカーソル移動が重い。
--出来る限り高速なSDカードをご利用下さい。(Sandisk Extreme Proにて動作確認を行っております。)~
--SDカードをクイックフォーマット後再コピーでも効果が出る可能性が有ります。
-ファイル名の並び替えは可能でしょうか?
--ソート処理はCPUパワーを消費するので、現在の所未実装です。
--現状はフォルダ内にコピーした順で認識されます。フォルダ内削除後再コピーを行って下さい。
-フォルダ移動時の挙動を教えて下さい。
--下記番号順にて、フォルダ移動が行われます。(下記画像を参照して下さい。)~
--空フォルダは自動スキップされます。~
--曲移動時は、演奏可能ファイルが見つかった時点で探索を停止する為、~
親フォルダに演奏ファイルが存在すると異なる挙動になります。~

次へ移動の場合~
#ref(FolderMove_Next.png)~
前へ移動の場合~
#ref(FolderMove_Prev.png)~
** 不具合情報 [#n99543cf]
|掲載日|状況|
|2014/05/15|%%初代マザーボードでターミナルエミュレータから操作する場合、SSG音量の変更に対応しません%% ⇒2014/05/16修正完了|
|2011/12/25|再生しようとするFMPデータ(OVIファイル)に対応するPVIファイルがPCMFILESフォルダに存在しなかった場合にフリーズします。|
|2013/08/15|%%初代マザーボードでは問題ありませんが、2代目マザーボードではPVI/PPCファイルを演奏しようとしてフリーズします。%% ⇒2014/05/15修正完了|
|2011/09/03|%%フォルダ内に演奏可能な曲データが一曲も存在しない場合、このフォルダに切り替わった瞬間にフリーズします。%% ⇒2014/05/15修正完了|
|2011/09/03|%%空フォルダを作らないで下さい。このフォルダに切り替わった瞬間にフリーズします。%% ⇒2014/05/15修正完了|
|2011/--/--|%%S98データのタグはタイトルと作曲者など2項目までの記載にとどめて下さい。3項目以上記載されている場合、コンソール表示がおかしくなります。%% ⇒2014/05/15修正完了|


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