このページではGIMICのファームウェアのアップデート方法について解説します。
なお、ファームウェアのアップデート作業は自己責任でお願い致します。
2012/01/10 ファームウェアのアップデートツールが新しくなりGUIが実装されました。
GIMICには現在3種類のファームウェアがあり、それぞれ機能が異なっています。違いは以下の通りです。
標準ファーム | お試しファーム | USB制御ファーム | |
GIMIC本体で再生 できるデータ形式 | S98ファイル | S98ファイル、MDXデータ PMDデータ、FMPデータ | なし |
GIMIC本体のボタン操作 | 可 | 可 | 不可 |
PCからの制御 | GimicRemoter GimicRemoterA | ターミナル接続 (TeraTermなど) | hootなど |
液晶表示 | 可(タグ情報の表示) | 可(S98以外は鍵盤表示有り) | 不可 |
USBテンキー接続 | 可 | 不可 | 不可 |
現在のGIMICはお試しファームを書き込んだ状態で頒布しています。
お試しファームでもS98ファイルが再生できる為、現在は標準ファームを導入する必要はありません。
近いうちに標準ファームとお試しファームは統合される予定です。
まずファームウェアのアップデータを以下よりダウンロードして下さい。
次にファームウェアを以下のページからダウンロードして下さい。
GIMICをPCに接続するとドライバを要求されますので事前にドライバをインストールします。
Silicon Labs社のサイトからドライバ(VCP Driver Kit)をダウンロードしてインストールして下さい。
ドライバはWindowsXP/Vista/7に対応しています。Vistaと7に関しては64bit版も対応しています。
①ダウンロードしたドライバを実行します。Nextをクリック。
②I accept~を選択し、Nextをクリック。
③Nextをクリック。
④Installをクリック。
⑤Finishをクリック(チェックボックスは付けたままでOKです)
⑥USB to UART Bridge Driverのインストーラが起動するのでInstallをクリック。
⑦OKをクリックし、PCを再起動して下さい。以上でドライバのインストールは完了です。
GIMICのファームウェアをアップデートする時はCPU基板上にあるスイッチを切り替える必要があります。
①GIMICからUSBケーブルを外して電源を落とし、CPU基板上にある黒いスイッチを右から左にスライドして下さい(以下の画像の赤矢印の物)
スイッチはモジュールを取り外さなくてもUSB端子の隙間から爪楊枝などでスライドさせることが可能です。
スイッチは折れやすい為、力をかけすぎないように注意して動かして下さい。
またスイッチを切り替える時はGIMICからUSBケーブルを抜き、電源が落ちている状態で行ってください。
②GIMICの右側のUSBポートにケーブルを繋ぎ、PCと接続して下さい。
③デバイスマネージャーを開くと「ポート(COMとLPT)」に「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge (COM?)」が追加されます。
①先ほどダウンロードしたgimicupdater_YYMMDD(日付).zipを解凍してください。
②ダウンロードしたファームウェアも解凍してください。拡張子が"hex"のファイルがファームウェアになります。
ここでは例としてお試しファーム2011/12/26版で解説していきます。
③hexファイルをGimicUpdaterがあるフォルダに移動します。
④GimicUpdater.exeを実行します。以下の画面が表示されます。GIMICをPCに接続していることを確認し、自動判定ボタンを押して下さい。
⑤以下のダイアログが表示されるので「はい」をクリックして下さい。COM1〜COM20を調査してGIMICを見つけ出します。
⑥GIMICが見つかると以下の様に表示されます。
GIMICが見つからないと表示された場合はUSBケーブルやスイッチを見直して再度自動判定ボタンをクリックして下さい。
⑦自動判定ボタン横にあるリストボックスが見つかったCOMポートに変わっているはずです。アップデート開始ボタンをクリックして下さい。
自動判定が上手く動かない場合はデバイスマネージャーでGIMICのCOMポート番号を確認して手動で選択して下さい。
⑧「はい」をクリックします。
⑨ファームウェアの選択画面が表示されるので書き込みたいファームウェアを選択して下さい。
(ここで先ほどGimicUpdaterのフォルダに入れたhexファイルを選択します)
⑧書き込むファームが間違い無いか確認し「はい」をクリックします。
⑨ファームアップデートの画面が表示されます。画面右上の×ボタンでウインドウを閉じないように注意して下さい。
⑩ファームの書き込みが終わると「Writing...(略)...Passed.」と表示されます。何かキーを押して下さい。この黒背景のウインドウが消えます。
¥¥.¥COM? could not be opend.と表示された場合はCOMポートの判定に失敗しているか、手動で設定したCOMポート番号が間違っています。
USBケーブルやスイッチを見直して再度試してみて下さい。
⑪GIMICからUSBケーブルを取り外し、スイッチを右側に戻してください。
⑫以上でファームウェアのアップデート作業は完了です。