* USB制御ファームウェアについて [#g2ba2f9d] GIMICをPCから制御するファームウェアです。~ USB制御を行うには専用ファームウェアの導入、PC側へ専用ドライバの導入、PC側のアプリケーションからGIMICを制御する為の中継ソフトウェアの導入が必要です。~ #contents ** 更新履歴 [#o0103afb] -2014/05/14 --MB1/MB2用共通ファームウェアを公開~ -2014/05/13 --MB1用共通ファームウェアを公開~ -2014/05/12 --MB2シリーズ共通ファームウェアを公開~ -2014/05/11 --MB1用ファームウェアを公開~ -2014/05/08 --MB2シリーズ共通ファームウェアを公開~ -2013/10/14 --[[c86ctlの注意事項を追記>#oc708851]]。~ --[[MB2用FW 2013/09/20版を公開>#b5e67c6b]](waitの調整、音声出力の片チャンネルの音量が稀に低下する問題の対策)。~ -2013/10/13 --[[c86ctl v1.4.4を公開>#v72277aa]]。またc86ctlの説明を追記。~ hootの説明を別ページに分離。対応ソフトの一覧も別ページに分離。~ -2013/09/08 --MB2用FW 2013/09/08版を公開(waitの調整、OPNAモジュールでSSGVol変更時のプチノイズを抑制)。~ -2013/09/07 --MB2用FW 2013/09/07版を公開(waitの調整)。~ -2013/09/03 --MB1用FW 2013/06/19版を公開(MB2用FW 2013/08/16相当)。MB2同様に[[専用ドライバの導入>#a6df5fc1]]が必要になりました。~ -2013/08/16 --MB2用FW 2013/08/16版を公開(C84頒布の初版)。[[専用ドライバの導入>#a6df5fc1]]が必要になりました。~ ** サポートOS [#jf428d3b] 対応OSはWindowsXP 32bit、WindowsVista 32/64bit、Windows7 32/64bit、Windows8 32/64bitです。~ なおWindowsXPはMicrosoftの延長サポート終了と同じく2014年4月9日をもってサポートを打ち切ります。~ なお各OSは最新のサービスパックが適用され、Microsoft Updateで最新の状態に更新されていることを前提条件としています。~ 意図的にサービスパックを適用していない、Microsoft Updateを実施していないような環境での動作検証は一切行っていませんのでご注意下さい。~ ** ファームウェアのダウンロード [#b5e67c6b] 初代マザーボードと2代目マザーボードでファームウェアが異なりますので間違えないようにご注意下さい。~ ファームウェアのアップデート方法については[[こちら>ファームウェアアップデート]]をご確認下さい。~ なお、&color(red){ファームウェアのアップデート作業は自己責任};でお願い致します。 ~ -初代・2代目マザーボード用ファームウェア(両方同梱されています) --2014/05/14版 ダウンロード:&ref(GIMIC_FW_20140514.zip); (スタンドアロン:ファイル表示方法を変更 ファイラー上でのSSG音量可変に対応(MB2のみ))~ --2014/05/13版 ダウンロード:&ref(GIMIC_FW_20140513.zip); (スタンドアロン:フォルダ移動時のフリーズを修正・一部ADPCM曲が正常に鳴らない不具合を修正)~ 以下のファームウェアは互換性のために残しています。~ 通常の場合、利用する必要はございません。~ -2代目マザーボード(GMC-MB2/GMC-MB2LT)シリーズ共通ファームウェア --2014/05/12版 ダウンロード:&ref(MB2_MB2LT_FW_20140512.zip); (スタンドアロン機能を統合 移行方法は注意事項参照)~ --2014/05/08版 ダウンロード:&ref(MB2_MB2LT_USBFW_20140508.zip); (MB2/MB2LTファームウェアを統合)~ -2代目マザーボード(GMC-MB2)用 --2013/09/20版 ダウンロード:&ref(MB2_USBFW_20130920.zip); (最新版:waitの調整、音声出力の片チャンネルの音量が稀に低下する問題の対策)~ --2013/09/08版 ダウンロード:&ref(MB2_USBFW_20130908.zip); (waitの調整、OPNAモジュールでSSGVol変更時のプチノイズを抑制)~ --2013/08/16版 ダウンロード:&ref(MB2_USBFW_20130816.zip); (C84頒布の初版)~ -初代マザーボード(GMC-MB1)用 --2014/05/13版 ダウンロード:&ref(MB1_FW_20140513.zip); (スタンドアロン機能を統合 移行方法は注意事項参照)~ --2014/05/11版 ダウンロード:&ref(MB1_USBFW_20140511.zip); (MB2Liteの頒布にあわせて最新FWを公開)~ --2013/06/19版 ダウンロード:&ref(MB1_USBFW_20130619.zip); (MB2の頒布にあわせて最新FWを公開)~ ※上記FW及び下記ドライバを使うことで初代マザーボードと2代目マザーボードの併用が可能になります。~ ただし接続するUSBポートは必ず&color(red){同じUSBコントローラの配下};である必要があります。~ マザーボードに複数のコントローラ(USB2.0とUBS3.0など)が搭載されている場合やUSB増設ボード・カードを搭載している場合は接続先にご注意下さい。~ ** ファームウェアについての注意事項・概知の不具合について[#y3c48b8d] -スタンドアロンモードで起動する方法~ 電源ON時に、SDカードが刺さっているとスタンドアロンモードで起動します。~ -(MB2Lite)モジュール増設時に内蔵音源を利用する方法について~ 電源ON時に、STATUSランプが点灯するまで電源ボタンを押して下さい。~ 電源ボタンを直ぐに離すと増設モジュール、STATUSランプが点灯するまで長押しで内蔵音源が認識されます。~ -(MB2Pro/Std/Lite)電源ランプが2回点滅して起動しない場合~ 起動時にUSB電源のチェック機能が動作します。USBの電源供給を見直して下さい。~ NG判定されると上記症状が発生します。~ -MB1/MB2共にOPNAモジュールでリズム音源のタムが勝手に鳴る現象が発生することを確認しています。~ (バーニングポイントのOP/ED、PC-88版ルーンワースのOPなどで確認しています)~ ⇒2013/09/20版ファームウェアで対策を行いました。MB2に関してはルーンワースOP以外は解決しています。~ ~ -MB1/MB2共にOPN3LモジュールをXM6 TypeGのまーきゅりーゆにっとV4用の音源として利用できません。~ (リズム音源が化けて高周波ノイズが出ますのでご注意下さい)~ ⇒MB1は2014/05/11版、MB2は2014/05/08版ファームウェアで対策を行いました。~ ** 専用ドライバの導入 [#a6df5fc1] C84より頒布を開始した2代目マザーボード及び、2013/06/19版の初代マザーボード用ファームウェアから専用ドライバの導入が必要になりました。~ ただしWindows8はOS標準でドライバが導入されている為不要です。WindowsXP,Vista,7の場合は以下のドライバを事前にインストールして下さい。~ ~ ※32bitOSでは&color(red){dpinst-x86.exe};を、64bitOSでは&color(red){dpinst-amd64.exe};を実行して下さい。 --2013/05/23版 ダウンロード:&ref(gimic-win-driver-20130523.7z); ** 中継ソフトウェアの導入 [#v72277aa] PC上のアプリケーションからGIMICを制御する為には中継ソフトウェア(c86ctl)の導入が必要です。~ 対応ソフトと同じフォルダにc86ctl.dllをコピーして下さい。~ --2013/10/13版(v1.4.4) ダウンロード:&ref(c86ctl_1.4.4_32bit.zip);~ またc86ctlはVisual C++ 2010のランタイムを必要とするので以下をインストールし、MicrosoftUpdateを行って最新の状態にアップデートして下さい。~ なおご利用のOSに関わらず、全て32bit版(ファイル名に_x86が含まれる物)をインストールして下さい。~ -[[Microsoft Visual C++ 2010 SP1 再頒布可能パッケージ (x86):http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=c32f406a-f8fc-4164-b6eb-5328b8578f03]] ** PCとの接続 [#fd045d9f] -2代目マザーボード(GMC-MB2)の場合~ ファームウェアの書き換えが終わったらリセットボタンを押すかUSBケーブルを再接続して下さい。~ ~ -初代マザーボード(GMC-MB1)の場合~ ファームウェアの書き換えが終わったらUSBケーブルをGIMICの&color(red){左側のUSBポート};に接続して下さい。~ #ref(gm002.jpg);~ ** c86ctl操作方法 [#oc708851] 対応ソフトを起動すると以下のc86ctlのメインウインドウが表示されます。~ なお複数台のGIMICを接続している場合は[[その台数分表示:http://gimic.jp/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=c86ctl_4module.png&refer=USB%E5%88%B6%E5%BE%A1FW]]されます(最大4台まで)~ #ref(c86ctl_1.jpg); メインウインドウのKEYBOARDをクリックすると以下が表示され、演奏情報を視覚的に確認することができます。~ OPL3モジュールは非対応です。~ #ref(c86ctl_2.jpg);~ なおKEYBOARD VIEWウインドウをアクティブにした状態でフルキー側の1~9、qwertを押すことでパートマスクができます。~ マスクしたパートは[M]の表示が赤く変化します。[M]をクリックすることでも同様にマスクすることができます。~ 0でマスクを全解除します。~ またSHIFTキーを押しながら1~9、qwertを押すことで指定したパートをソロ演奏させることができます。~ ソロ指定したパートは[S]の表示が緑色に変化します。[S]をクリックすることでも同様にソロ指定することができます。~ 解除する時はもう一度SHIFTを押しながらそのパートを示すキーを押すか、緑色になった[S]をクリックして下さい。~ ~ メインウインドウのREGISTERをクリックすると以下が表示され、音源のレジスタ内容を確認することができます。~ #ref(c86ctl_3.jpg);~ メインウインドウのFMをクリックすると以下が表示され、そのFM音源チャンネルのレジスタ内容を視覚的に確認することができます。~ OPL3モジュールは非対応です。~ #ref(c86ctl_4.jpg);~ メインウインドウ上で右クリックすると以下のポップアップが表示されます。~ Show Visualizerをクリックするとc86ctlのウインドウ全てが非表示になります。復帰方法は後述します。~ Configurationをクリックするとc86ctlの設定画面が表示されます。 #ref(c86ctl_5.jpg);~ Configuration画面です。~ #ref(c86ctl_6.jpg);~ -Show Visualizer~ チェックを外すとc86ctlのウインドウ全てが非表示になります。チェックを入れると復帰します。~ -Delay Control~ GIMICの発音を遅延させる機能です。PCから再生される音声(X68000のADPCMや86ボードのPCMなど、~ GIMICでは再現できない物)とGIMICの音声を同期させる為に使います。単位はms(ミリ秒)です。~ 複数台のGIMICを接続するとそれぞれのGIMICに対して遅延を設定することが可能ですが、~ 試した限りでは全て同じ値で問題ありませんでした。~ -SSG Volume~ OPNAモジュールのFM/SSG音量バランスの設定を設定する機能です。~ 値の範囲は0~127で、各機種・音源の設定値は後述します。~ -PLL~ FM音源チップに供給するクロックを変更することが可能ですが触らないで下さい。~ c86ctl対応アプリケーションはc86ctl呼び出し時に正しいクロックを設定しています。~ 演奏中にクロックを変えると動作に異常をきたします。~~ -注意事項 --Delay ControlはMB1のファームウェア2013/06/19版、MB2のファームウェア2013/08/16版より対応しています。~ MB1の旧ファームウェア2012/04/30版は非対応です(-1と表示され値を変更することはできません)~ --Delay Control、SSG Vol、PLLの値は前回設定した値を記憶し、次回起動時も同じ値を復元します。~ しかし次回起動時に異なるモジュールが接続されていた場合も以前の値を復元してしまうので注意して下さい。~ SSG Volに対応していないOPN3L/OPM/OPL3モジュールを接続していた状態からOPNAモジュールに切り替えると~ &colorSSG Volに0が設定されてしまうのでSSGの音が出なくなります。~ --GIMICを複数台接続している場合、c86ctlがGIMICを認識する順番が稀に変わることがあります。~ このような場合にも上記の問題が発生しますのでご注意下さい。~ --これら設定情報やウインドウ位置はc86ctl.dllがあるフォルダにc86ctl.iniとして記録されます。~ ただし一部の対応アプリでは条件によりc86ctl.iniが作成されない場合があります(M88で発生することを確認)~ ---Delay、SSGVol、PLLの値はConfiguration画面を閉じた時にc86ctl.iniが作成され、記録されます。~ ---ウインドウ位置はそれぞれのウインドウを閉じた時にc86ctl.iniが作成され、記録されます。~ c86ctlのメインウインドウを閉じると関連するウインドウ位置も全て記録されます。~ なおメインウインドウを非表示にしても次回起動に再表示されます。~ ~ c86ctlのウインドウを非表示にして再度復帰させたい場合はタスクバーにc86ctlのアイコン(赤枠の物)がありますので、~ このアイコンを右クリックして下さい。前述のポップアップメニューが表示されます。~ #ref(c86ctl_7.jpg);~ -注意事項 --M88など一部の対応アプリを終了後にこのアイコンが残ってしまう不具合があります。~ カーソルを合わせるとタスクトレイから消えますのでこの方法で対処をお願いします。~ ~ |>|>|SSG Volume| |機種|音源|設定値| |PC-98|PC-9801-26 (OPN)|38| |PC-98|スピークボード (OPNA)|38| |PC-98|アミューズメントサウンドボード (OPNA)|30| |PC-98|PC-9801-86 (OPNA)((PC-9801-86相当品を搭載したA-MATE、98MULTiを含む))|31| |PC-98|PC-9801-118 (OPN3-L)((PC-9801-118相当品を搭載したCanBeや98NOTEを含む))|31| |PC-98|音美ちゃん|82| |PC-8801|PC-8801-11 8801用設定 (OPN)|69| |PC-8801|PC-8801mkIIFR (OPN)|69| |PC-8801|PC-8801FA/MA/98DO+ (OPNA)|63| |PC-88VA|PC-88VA (OPN)|69| |PC-88VA|PC-88VA+PC-8801-VA12 (OPNA)|再現不可| |PC-88VA|PC-88VA2/VA3 (OPNA)|69| |PC-8001|PC-8001mkIISR (OPN)|76| |PC-8001|PC-8801-11 8001用設定 (OPN)|76| |X68k|まーきゅりーゆにっとV4 (OPN3-L)|31| -注意事項 --上記のFM/SSG音量バランスの数値は実機検証を元に算出していますが、検証環境の差や実機の老朽化などに伴い~ 必ずしも正確な数値であるとは限りません。違和感を感じる場合は自分で数値を調整して下さい。~ --PC-88VAにPC-88VA-12を搭載した場合、SSG音量が非常に大きくなることを確認しています。~ GIMICのSSG Volume値に換算すると157程度になりますが、GIMIC側の最大値が127の為、再現することはできません。~ ※hootは各機種・各音源のFM/SSG音量バランスに自動設定する仕組みが実装されていますが都合により上記の通りにはなりません。~ ** 対応ソフトウェア [#p9f69770] これよりご紹介させて頂くソフトウェアはGIMIC Projectによる制作物ではなく第三者の方々が制作・公開された物になります。~ これらのソフトウェアなくしてGIMICのUSB制御は成り立ちません。制作・公開に携わられた方々のご尽力に感謝致します。~ -[[hootを利用したGIMICの制御>USB制御FW - hoot]] -[[その他のソフトを利用したGIMICの制御>USB制御FW - 対応ソフト]] ** 旧バージョンのダウンロード [#s9c6d128] 互換性の為、旧バージョンのファームウェアとc86ctlを残しておきます。 -初代マザーボード(GMC-MB1)用ファームウェア --2012/04/30版 ダウンロード:&ref(gimic_r178.zip); (OPN3L/OPNA/OPM/OPL3モジュール対応)~ -初代マザーボード(GMC-MB1)用c86ctl --2012/02/20版 ダウンロード:[[c86ctl_1.3.1.23.zip:https://launchpad.net/c86ctl/trunk/1.3.1/+download/c86ctl_1.3.1.23.zip]]~ ※上記ファームウェアとc86ctlは必ずセットで使って下さい。~