GIMICをPC上のアプリケーションからUSB制御する為の動作モードです。
USB制御を行うには専用ドライバの導入、アプリケーションと専用ドライバを結ぶ中継ソフトウェア(c86ctl)の導入が必要です。
対応OSはWindowsVista,7,8,8.1,10 32/64bitです。
なおWindowsXPのサポートは2014/04/08をもって終了しました。
各OSは最新のサービスパックが適用され、Microsoft Updateで最新の状態に更新されていることが前提です。
意図的にサービスパックを適用していない、Microsoft Updateを実施していないような環境での動作検証は一切行っていません。
USB制御を行うアプリケーションによってはCPUパワー/GPUパワーを要求する物があります(例:hoot)
Pentium4世代のCPU、低電圧・低クロックのCPU(及び内蔵GPU)ではパワーが足りない可能性があります。
GIMIC本体にSDカードを挿さない状態で電源を入れて下さい。自動的にUSB制御モードへ移行します。
※初代マザーボードの場合は左側のUSBポートにケーブルを接続して下さい。
また左右2つのUSBポートに同時にケーブルを接続しないで下さい。本体が故障する恐れがあります。
※2代目マザーボードLite(GMC-MB2LT)のモジュール増設時に内蔵音源を利用したい場合は電源オン時にSTATUSランプが点灯するまで電源ボタンを押し続けて下さい。
電源ボタンを直ぐに離すと増設モジュール、STATUSランプが点灯するまで長押しで内蔵音源が認識されます。
※2代目マザーボードPro/Std/Liteで電源ランプが2回点滅して起動しない場合はUSBからの給電能力が不足しています。USBの電源供給を見直して下さい。
C84より頒布を開始した2代目マザーボード及び、2013/06/19版以降の初代マザーボード用ファームウェアから専用ドライバの導入が必要になりました。
ファームウェア・ドライバのページからUSB制御ドライバ(gimic-win-driver-YYYYMMDD.7z)をダウンロードし、インストールして下さい。
なおWindows8(8.1)はOS側が標準でドライバを持っている為、インストールの必要はありません。
WindowsVista、Windows7の場合は上記のドライバをインストールして下さい。
32bitOSではdpinst-x86.exeを、64bitOSではdpinst-amd64.exeを実行して下さい。
GIMIC対応アプリケーションからUSB制御を行う為には中継ソフトウェア(c86ctl)の導入が必要です。
ファームウェア・ドライバのページからc86ctl(c86ctl_?.?.?_32bit.zip)をダウンロードし、対応ソフトと同じフォルダにc86ctl.dllをコピーして下さい。
またc86ctlはVisual C++ 2010のランタイムを必要とします。以下をインストールし、MicrosoftUpdateを行って最新の状態にアップデートして下さい。
なおご利用のOSに関わらず、全て32bit版(ファイル名に_x86が含まれる物)をインストールして下さい。
本体に搭載されているジョグホイール(ボリューム)を使用して音量変更と、
ブレイクアウト端子のパラレル出力(2代目マザーボードPro版のみ対応)を変更可能です。
ジョグ回転 | 音量変更 |
ジョグ押し | パラレル出力の切り替え |
ジョグを押すとSTATUSランプが点灯し、パラレル出力が有効となります。
もう一度ジョグを押すとSTATUSランプが消灯し、パラレル出力は無効となります。
STATUS消灯 | STATUS点灯 | |
ラインイン端子 | 無効 | モジュールからの音声出力 |
ラインアウト端子 | モジュール+PCM音源からの音声出力 | PCM音源からの音声出力 |
GIMIC対応アプリケーションを起動すると、以下のc86ctlのウインドウが表示されます。
複数台のGIMICを接続している場合はその台数分表示されます(最大4台まで)
SSG Volume | ||
機種 | 音源 | 設定値 |
PC-98 | PC-9801-26 (OPN) | 38 |
PC-98 | スピークボード (OPNA) | 38 |
PC-98 | アミューズメントサウンドボード (OPNA) | 30 |
PC-98 | PC-9801-86 (OPNA)*1 | 31 |
PC-98 | PC-9801-118 (OPN3-L)*2 | 31 |
PC-98 | 音美ちゃん | 82 |
PC-8801 | PC-8801-11 8801用設定 (OPN) | 69 |
PC-8801 | PC-8801mkIIFR (OPN) | 69 |
PC-8801 | PC-8801FA/MA/98DO+ (OPNA) | 63 |
PC-88VA | PC-88VA (OPN) | 69 |
PC-88VA | PC-88VA+PC-8801-VA12 (OPNA) | 再現不可 |
PC-88VA | PC-88VA2/VA3 (OPNA) | 69 |
PC-8001 | PC-8001mkIISR (OPN) | 76 |
PC-8001 | PC-8801-11 8001用設定 (OPN) | 76 |
X68k | まーきゅりーゆにっとV4 (OPN3-L) | 31 |
これよりご紹介させて頂くソフトウェアはGIMIC Projectによる制作物ではなく第三者の方々が制作・公開された物になります。
これらのソフトウェアなくしてGIMICのUSB制御は成り立ちません。制作・公開に携わられた方々のご尽力に感謝致します。
掲載日 | 状況 |
2013/08/15 | MB1/MB2共にOPNAモジュールでリズム音源のタムが勝手に鳴る現象が発生することを確認しています。 (バーニングポイントのOP/ED、PC-88版ルーンワースのOPなどで確認) ⇒MB1は2014/05/11版FW、MB2は2013/09/20版FWで対策を行いました。ただしルーンワースは依然NGです。 |
2013/08/15 | (リズム音源が化けて高周波ノイズが出ます) ⇒MB1は2014/05/11版FW、MB2は2014/05/08版FWで対策を行いました。~ |
2013/08/15 | Delay ControlはMB1の2013/06/19版FW、MB2の2013/08/16版FWより対応しています。 |
2013/08/15 | Delay Control、SSG Vol、PLLの値は前回設定した値を記憶し次回起動時も同じ値を復元します。 しかし次回起動時に異なるモジュールが接続されていた場合も以前の値を復元してしまうので注意して下さい。 SSG Volに対応していないOPN3L/OPM/OPL3モジュールを接続していた状態からOPNAモジュールに切り替えると &colorSSG Volに0が設定されてしまうのでSSGの音が出なくなります。 |
2013/08/15 | GIMICを複数台接続している場合、c86ctlがGIMICを認識する順番が稀に変わることがあります。 このような場合にも上記の問題が発生しますのでご注意下さい。 これら設定情報やウインドウ位置はc86ctl.dllがあるフォルダにc86ctl.iniとして記録されます。 ただし一部の対応アプリでは条件によりc86ctl.iniが作成されない場合があります。 Delay、SSGVol、PLLの値はConfiguration画面を閉じた時にc86ctl.iniが作成され、記録されます。 ウインドウ位置はそれぞれのウインドウを閉じた時にc86ctl.iniが作成され、記録されます。 c86ctlのメインウインドウを閉じると関連するウインドウ位置も全て記録されます。 なおメインウインドウを非表示にしても次回起動に再表示されます。 |