*2代目マザーボードシリーズ 操作マニュアル [#p51cac4e] このページでは導入・操作方法について解説します。~ #contents *事前準備 [#w65a4eaa] GIMICを使用するためには、以下アクセサリの準備が必要です。~ **USBケーブル(microB) [#hca71c29] PCとの接続・電源供給に使用します。~ ケーブルの品質が悪いと信号の劣化、バスパワー駆動の際に電力ロスが大きくなり~ 思わぬトラブルの原因となる可能性が有ります。~ スマートフォン急速充電に対応したケーブルをご利用下さい。~ 推奨品例として開発時に使用していた以下のケーブルを紹介いたします。~ 直型~ Motorola ECOMOTO : SKN6378A~ L型~ Sony Ericsson : EC600L~ ※スマートフォンやタブレットに標準で付属しているUSBケーブルは&color(red){充電しかできない};物がありますのでご注意下さい。~ 通常のUSBケーブルとして利用可能な製品には&color(red){「通信用」「データ転送対応」};などと記載されています。~ **microSDカード(PCからUSB制御を行う場合は不要) [#c39b245f] スタンドアロン動作時に、音楽データを格納する為に使用します。~ 32GBまでのSD/SDHCカードに対応します。(SDXCは対応しておりません。)~ UHS-I対応カードの動作確認はしておりますが、UHS104非対応のため互換モードで動作します。~ 推奨品例として、開発時に使用していたmicroSDカードを紹介いたします。~ SanDisk MobileUltra microSDHC UHS-I 8GB : SDSDQY-008G-J35A~ SanDisk Extreme Pro microSDHC UHS-I 8GB : SDSDQXP-008G-J35~ SanDisk Extreme Pro microSDHC UHS-I 16GB : SDSDQXP-016G-J35~ **ヘッドホン、イヤホン等 [#md5bdabb] 本体からの出力は3.5mmステレオミニジャックです、必要に応じて形状の変換を行って下さい。~ インピーダンスはPro/Std版が16~300Ω、Lite版が16~32Ωを推奨します。~ ブレイクアウトケーブルを使用する際は、6.5mm標準ジャックが利用可能です(Pro版のみ)~ ※Pro版をお持ちの方はラインアウト、または標準ジャックの利用をお勧めいたします(音質面で有利です)~ **ブレイクアウトケーブル(Pro版のみ) [#b34b513b] 前述のラインアウト・標準ジャックの他、MIDI端子が追加で利用可能になります。~ 下記指定品を必ずご利用下さい。~ ALVA Babyface / HDSP 9632 / HDSPe AIOアナログブレイクアウトケーブル : BF-BOCMKH~ **ACアダプタ(Pro版のみ) [#f3f6abec] 外部給電を行うことにより、本来の性能を発揮することが可能です。~ 電圧5V、電流1A(1000mA)以上、プラグ形状が電圧区分2(EIAJ#2 センター+)のACアダプタを使用して下さい。~ ※電圧が5.2Vを超えるACアダプタの接続は故障の原因となりますのでご注意下さい。~ 推奨品例として、開発時に使用していたACアダプタを紹介いたします。~ SONY PSP1000/2000/3000シリーズ用ACアダプタ : PSP-100~ *各部の名称 [#wb79e6e2] 写真は試作品のため、実際の基板と異なる箇所が有ります。~ **モジュール搭載面 [#i2f42efe] &ref(doc_001.png); &ref(doc_004.png); ①microUSBコネクタ~ PCとの接続・電源供給に使用します。~ microBコネクタです。~ ②DCINコネクタ(Pro版のみ)~ 外部電源中継ケーブルを接続するためのコネクタです。~ ③microSDスロット~ microSDカードをここに差します。~ ④ブレイクアウトコネクタ(Pro版のみ)~ ブレイクアウトケーブル接続用コネクタです~ ⑤リセットスイッチ~ このボタンを押すと、GIMICが電源投入直後の状態に強制復帰します。~ ⑥フォンジャック~ ヘッドホン等を接続します。~ ⑦ジョグホイール(Lite版ではボリューム)~ Pro/Std版:GIMICの操作に使用します。回転及び、押し込み操作が可能です。~ Lite版:フォンジャック端子の音量が変化します。~ ⑧拡張I/F~ アクセサリを接続するためのコネクタです。~ ⑨ホストI/F~ モジュールとの接続コネクタです。~ ⑩USB-Aコネクタ(Pro版のみ)~ USB機器をGIMICから制御する際に使用する端子です。~ 電源供給能力は100mAです。~ ⑪フロントパネルヘッダ~ 市販PCケースを利用する際に使用するコネクタです。~ **部品面 [#h71e2c41] &ref(doc_002.png); &ref(doc_005.png);~ ①パワースイッチ~ 電源スイッチです。~ ②パワー・ステータスLED~ 現在のGIMICの状態を表示します。~ ③アナログ入力コネクタ~ モジュールからのアナログ出力を接続するコネクタです。~ ④拡張モジュールスロット~ 将来的に機能拡張を行うためのスロットです。~ &color(red){バッテリ用では有りませんのでご注意下さい。};~ **ブレイクアウトケーブル(Pro版のみ) [#s501e8cc] &ref(doc_003.png);~ ①MIDIコネクタ~ 将来的に、ハード音源として使用するためのコネクタです。~ ②ラインイン・アウトコネクタ~ 設定を変更することにより、以下の様に出力を切り替えることが出来ます。~ ※ブレイクアウトケーブルを市販品から流用した関係でインと書いて有りますが~ 入力では無いのでご注意下さい。~ -パラレル出力設定OFF(通常動作)~ ラインイン:無効~ ラインアウト:PCM+モジュール出力 ~ -パラレル出力設定ON~ ラインイン:モジュール出力~ ラインアウト:PCM出力~ ラインアウト側は、一般的なオーディオ機器への接続に適しています。~ (PCM+プリアンプを経由したモジュール出力)~ ラインイン側は、高性能オーディオIFへの接続に適しています。~ (GIMIC内蔵プリアンプを経由しない、モジュール直結の出力が得られます。)~ ③ヘッドホンジャック~ 本体ジャックと比べて、より強化した出力を得ることが出来ます。~ ④接続コネクタ~ GIMIC本体へ接続を行います。~ *初回導入 [#tbb198f4] **ファームウェアの更新 [#h638888a] GIMICには予め出荷当時の最新版ファームウェアが書き込まれておりますが、~ 更新されている可能性が有りますので、事前にファームウェア更新を行って下さい。~ -[[ファームウェア置き場>ファームウェアダウンロード]]~ -[[更新手順>ファームウェアアップデート]]~ **ドライバインストール(PCからUSB制御を行う場合) [#v5ac64d3] [[ファームウェア置き場>ファームウェアダウンロード]]から、USB制御ドライバのインストールを行って下さい。[[インストール方法はこちら>USB制御モード#jf42dfdf]]。~ Windows8以降では、OS標準ドライバにて動作するためインストール不要です。~ **演奏曲・対応ソフトの準備 [#kad18823] スタンドアロン運用の場合、事前にSDカード上に曲データをコピーして下さい。~ 容量16GB以上のSDカードを使用する場合、性能向上の為、曲転送前にSDカードを~ アロケーションユニットサイズ4096または8192バイトで再フォーマット((フォーマットを実行すると、SDカード内のデータは全て失われますので、必要なデータは予めバックアップをお願いします。))を推奨します。((ファイルシステムはFAT/FAT32形式を選択して下さい。))~ -[[サンプルデータ置き場>テストデータ]]~ PCからUSB制御を行う場合、[[対応ソフト>USB制御FW - 対応ソフト]]をご用意下さい。~ また、対応ソフトと一緒に中継ドライバ、c86ctlの導入が必要です。~ [[ファームウェア置き場>ファームウェアダウンロード]]からc86ctlをダウンロードし、実行ファイルと同じフォルダに解凍を行って下さい。~ *操作手順 [#idf26221] ここでは、基本的な操作手順を説明します。詳細な機能は以下のリンクをご確認下さい。~ (SDカード挿入状態で電源投入を行うとスタンドアロンモード、未挿入状態だとUSB制御モードで動作します。)~ -[[スタンドアロンモード>スタンドアロンモード]]~ -[[USB制御モード>USB制御モード]]~ **電源接続 [#t19b2c6c] -USBまたはACアダプタ(Pro版のみ)を接続して下さい。待機状態に移行します。~ Pro版の場合、カチッと小さなリレー音が鳴ります~ ACアダプタを使用する場合、必ずUSB接続より先にACアダプタ接続を行って下さい。~ --ACアダプタを先に接続した場合、USB経由のノイズを切り離し、音質を向上させる回路が動作します。~ 回路が動作した際に、STATUSランプが約0.5秒点灯します。~ --ACアダプタ/USBから電源供給の判定はここで行われます。~ 途中でACアダプタを接続しても動作しないのでご注意下さい。~ **スタンドアロンモードにて利用の場合 [#q9315ec4] -PCから操作を行う場合、この段階でTeraterm等ターミナルエミュレータを起動して下さい。~ GIMICが認識されているポートへ接続を行って下さい。~ ボーレートは230400bpsです。~ -SDカードが挿入されていることを確認して下さい。~ (未挿入の場合、USB制御モードで起動します。)~ -電源ボタンを押します。~ POWERランプが点灯し、OSが起動します。~ -(Pro/Std版のみ)GIMIC本体のみで使用する場合、電源ボタンを押した後に、ジョグを押し込んで下さい。~ ジョグホイールを使って操作が可能です(PCから操作を行う場合でも有効です。)~ ジョグを押す度にSTATUSランプが点灯/消灯を繰り替えします。~ 消灯時、点灯時で操作内容が変わります。~ ||STATUS消灯|STATUS点灯| |ジョグ回転|音量変更|次/前曲| |ジョグ押し+回転|再生/停止|次/前フォルダ| ~ -PCから操作を行う場合、キーボードで矢印等、適当なキーを押します~ ファイラー画面に移行し、操作が可能になります~ 操作方法は以下の通りです。~ ↑ カーソルを上に ↓ カーソルを下に → 次曲に移動 ← 前曲に移動 PageUp カーソルを1ページ下に PageDown カーソルを1ページ上に HOME 前フォルダに移動 END 次フォルダに移動 ENTER フォルダ選択/曲選択 BackSpace 上位フォルダに戻る F1 リピート方法の選択 F2 曲の停止 F3 曲のループ回数を+1 F4 曲のループ回数を-1 F5 テンポアップ F6 テンポダウン F7 プレイバック設定 F8 セットアップメニューに移動 **USB制御モードにて利用の場合 [#s6766c79] -OPLMNモジュールをご利用の方は、事前に初期設定が必要です。~ [[こちら>USB制御モード#x0a4b930]]を参照して下さい。~ -SDカードが挿入されていないことを確認して下さい。~ (Pro/Std版の場合、SDカード挿入状態でも、ジョグを押しながら起動することで~ 強制的にUSB制御モードで起動することが可能です。)~ -電源ボタンを押します。~ POWERランプが点灯し、OSが起動します。~ -PCからUSBデバイスとして認識されます。~ 初回起動時にはドライバのインストールが行われます。~ -対応アプリケーションを起動します。~ 本体に搭載されているジョグホイール(ボリューム)を使用して音量変更と、~ ブレイクアウト端子のパラレル出力(2代目マザーボードPro版のみ対応)を変更可能です。~ |ジョグ回転|音量変更| |ジョグ押し|パラレル出力の切り替え(有効時STATUS点灯)| **電源切断 [#p562c477] -電源ボタンをもう一度押すと、電源が切断され、待機状態になります。~ --Pro/Std版の場合、ボリューム値が同時に記憶されます。~ --待機中は僅かですが、電力を消費しています。~ 必要に応じてケーブル・ACアダプタを抜いて下さい。~