#author("2022-11-06T21:50:16+09:00","default:gstaff","gstaff")
#author("2024-08-31T17:59:43+09:00","default:gstaff","gstaff")
&size(18){''目次''};

[[主な特長>MIDI機能/主な特長]]~
[[使用前の準備>MIDI機能/使用前の準備]]~
[[GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する>MIDI機能/GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する]]~
[[基本操作>MIDI機能/基本操作]]~
----
#contents
----
[[音色を作る>MIDI機能/音色を作る]]~
[[アルペジエーター>MIDI機能/アルペジエーター]]~
[[全体に関する機能を設定する>MIDI機能/全体に関する機能を設定する]]~
[[スタンダードMIDIファイルを再生する>MIDI機能/スタンダードMIDIファイルを再生する]]~
[[MIDIインプリメンテーション>MIDI機能/MIDIインプリメンテーション]]~
[[ファイルフォーマット>MIDI機能/ファイルフォーマット]]~
[[トラブルシューティング>MIDI機能/トラブルシューティング]]~
[[変更履歴>MIDI機能/変更履歴]]

*演奏する [#gb6f2d3a]
*演奏する [#ma70b63f]

**音を出してみる [#h6d857c8]
**音を出してみる [#y229a8b5]

G.I.M.I.Cを外部入力によって発音させるには、まず[[GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する>MIDI機能/GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する]]を参考に、キーボード等のMIDIコントローラーあるいはPC等との接続を済ませておいてください。起動完了後、キーボードが接続されている場合はいずれかの鍵盤を弾いてみてください。その他の機器を接続している場合は、ノートオンのMIDIイベントを送信してください。G.I.M.I.Cの動作中は、Settings画面を除いて、いつでもMIDI入力を受け付けています。音が出ましたか?出ない場合は、次の手順に従って音色を選んでみてください。
G.I.M.I.Cを外部入力によって発音させるには、先ず前章「[[GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する:../GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する]]」を参考に、キーボード等のMIDIコントローラーあるいはPC等との接続を済ませておいてください。起動完了後、キーボードが接続されている場合はいずれかの鍵盤を弾いてみてください。その他の機器を接続している場合は、ノートオンのMIDIイベントを送信してください。電源ON中は、Settings画面以外ではいつでもMIDI入力を受け付けています。音が出ましたか?出ない場合は、次の手順にしたがって音色を選んでみてください。

**音色のバンクとモジュールについて [#pfde61f0]
**音色のバンクとモジュールについて [#g4f974e8]

G.I.M.I.Cで演奏できるユーザー音色には、通常のパッチ、複合音色の2種類があります。通常パッチは最大256音色(Lite版は128音色)、複合音色は最大128音色(Lite版は32音色)まで読み込ませておく事ができます。全ての音色はユーザーによるエディットが可能です。通常のパッチと、複合音色のバンクの選択には、バンクセレクトLSB(CC#32)のMIDIイベントを使用します。
G.I.M.I.Cで演奏できるユーザー音色には、通常のパッチ、複合音色の2種類があります。通常パッチは最大256音色(Lite版は128音色)、複合音色は最大128音色(Lite版は32音色)まで読み込ませておくことができます。すべての音色はユーザーによるエディットが可能です。通常のパッチと、複合音色のバンクの選択には、バンクセレクトLSB(CC#32)のMIDIイベントを使用します。

|バンクセレクトLSB(CC#32)設定値|選択されるバンク|h
|バンクセレクトLSB(CC#32)設定値|選択されるバンク|h
|0|Patchバンク0|
|1|Patchバンク1|
|64|複合音色バンク|
|上記以外|イベントを無視します|

本体に複数個数の同種モジュールが装着されている場合、発音させるモジュールを、バンクセレクトMSB(CC#0)で選択します。これは、MB2Lite内蔵OPN3LのSSGに加えて、STIC版PSGモジュールがある場合などが該当します。この場合のバンクセレクトMSB設定例を以下に示します。指定するモジュール番号は、認識順に決定されます。装着モジュールの認識順は、Settings画面で確認できます。
#ref(module_order.png)

同じ種類のモジュールが複数装着されている場合、どのモジュールを鳴らすかを、バンクセレクトMSB(CC#0)で選択できます。これは、MB2Lite内蔵OPN3LのSSGに加えて、STIC版PSGモジュールがある場合などが該当します。この場合のバンクセレクトMSB設定例を次に示します。指定するモジュール番号は、認識順に決定されます。装着モジュールの認識順は、Settings画面で確認できます。

例:MB2Lite+DSPボード+STIC AYPSGモジュール装着時

|バンクセレクトMSB(CC#0)設定値|選択されるモジュール|h
|バンクセレクトMSB(CC#0)設定値|選択されるモジュール|h
|0|STIC AYPSG|
|1|マザーボード内蔵YMF288内のSSG音源|
|上記以外|発音されません|

**プリセット音色を鳴らしてみる [#oca5a907]
**プリセット音色を鳴らしてみる [#k6c61f9e]

初回起動直後、全てのユーザー音色は、装着しているモジュール用のプリセット音色で初期化されていますので、以下の手順でプリセット音色を選んで鳴らすことができます。
初回起動直後、すべてのユーザー音色は、装着しているモジュール用のプリセット音色で初期化されていますので、次の手順でプリセット音色を選んで鳴らすことができます。

1. 起動直後の状態で、液晶ユニットを使用している場合は、1ボタン、PCから操作している場合[F1]キーを押す、あるいは[F1:EDITOR]の箇所をマウスでクリックする

#ref(enter_editor_mode.png)

2. 次の画面が表示されたら、上下キーで入力MIDIチャンネル(多くの場合ch1です)を選択し、右キーを押す

#ref(editor_root.png)

3. [Patch]を選択し、音色番号を変更します。発音される音色が変化する事を確認します
+ 起動直後の状態で、液晶ユニットを使用している場合は、1ボタン、PCから操作している場合[F1]キーを押す、あるいは[F1:EDITOR]の箇所をマウスでクリックする

**MIDIチャンネル毎に設定するパラメーター [#k370aae7]
+ 次の画面が表示されたら、上下キーで入力MIDIチャンネル(多くの場合ch1です)を選択し、右キーを押す

G.I.M.I.Cはどのモジュールを使用している場合でも、独立した16のMIDIchのMIDIイベントを受信可能です。また、どのMIDIchにでも、任意のモジュールを発音させる事ができます。液晶ユニットやgimicDispで変更した全てのch設定値は、SDカードまたはマザーボード内のメモリに保存され、次回起動時に復元されます。チャンネルパラメータは、外部MIDIメッセージでも変更することができますが、外部から変更した値はメモリには保存されません。ただし、設定値を液晶ユニットやPC上で編集した時点でメモリに保存される事に注意してください。
+ [Patch]を選択し、音色番号を変更します。発音される音色が変化することを確認します

***音色を選ぶ [#qcb38025]
**MIDIチャンネル毎に設定するパラメーター [#w8044904]

MIDIch設定の一番上にあるのが、現在選ばれている音色です。選ばれている音色のバンクの種別によって、項目名が変化します。「Patch」と表示されている場合は、Patchバンクの音色が選択されています。「Ensemb」と表示されている場合は、選択されている音色は複合音色バンクです。表示は左から、バンク番号、プログラムチェンジ番号(0-127)、音色名を表しています。Patchのデータには音色のタイプ情報が含まれています。選んでいる音色タイプを発音可能なモジュールがマザーボードに装着されていて、なおかつ、Device Selectの設定が有効な場合にのみ、そのMIDIchは発音が可能になります。装着モジュールには無い音色を選んでいる場合、音色表示は赤文字で表示され、そのchは発音ができません。
G.I.M.I.Cはどのモジュールを使用している場合でも、合計16chのMIDIイベントを受信可能です。また、MIDIch毎に、鳴らすモジュールを選択することができます。液晶ユニットやgimicDispで変更したすべてのch設定値は、SDカードまたはマザーボード内のメモリに保存され、次回起動時に復元されます。チャンネルパラメータは、外部MIDIメッセージでも変更できますが、外部から変更した値はメモリには保存されません。ただし、設定値を液晶ユニットやPC上で編集した時点でメモリに保存されることに注意してください。

***音色を選ぶ [#h283145b]

#ref(patch_select.png)

MIDIch設定の一番上にあるのが、現在選ばれている音色です。選ばれている音色のバンクの種別によって、項目名が変化します。[Patch]と表示されている場合は、Patchバンクの音色が選択されています。[Ensemb]と表示されている場合は、選択されている音色は複合音色バンクです。表示は左から、バンク番号、プログラムチェンジ番号(0-127)、音色名を表しています。Patchのデータには音色のタイプ情報が含まれています。選んでいる音色タイプの対応モジュールがマザーボードに装着されていて、なおかつ、[Device Select]の設定が有効な場合にのみ、そのMIDIchは発音が可能になります。装着モジュールには無い音色を選んでいる場合、音色表示は赤文字で表示され、そのchは発音ができません。

''MIDI経由で音色を選択するには''

- <例>MIDIch2の音色をモジュール番号0の130番目の音色にするとき
-- MIDIch=02
-- CC#00 000 ... Device Selectを 0 に設定
-- CC#32 1 ... Patchバンク 1 に設定
-- PC# 002 ... インストゥルメント番号を 002 に設定

***音量を調節する [#rd4f8342]

***音量を調節する [#aff11e55]

- [Volume] 初期値=100
- [Expression] 初期値=127

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch4のボリュームを110に設定するとき
-- MIDIch=02
-- CC#7 110 ... ボリュームを 110 に設定
- <例>MIDIch6のエクスプレッションを60に設定するとき
-- MIDIch=06
-- CC#11 60 ... エクスプレッションを 60 に設定

***定位(パンニング)を調節する [#g861c630]
***定位(パンニング)を調節する [#u640af1d]

- [Pan] 初期値=64

左右のスピーカーの定位を設定するパラメーターです。SPC以外の多く音源では、左右中央の3段階が選択できるのみですので、設定値は以下のように解釈されます。
左右のスピーカーの定位を設定するパラメーターです。SPC以外の多く音源では、左右中央の3段階が選択できるのみですので、設定値は次のように解釈されます。

- 0-31 ... 左
- 32-96 ... 中央
- 97-127 ... 右

OPLLやPSGモジュールなどの、パンニング非対応の音源では、常に中央位置で発音されます。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch2の定位を右に設定するとき
-- MIDIch=02
-- CC#10 127 ... 右端の定位に設定

***調律やチューニングを変える [#g173881c]
***調律やチューニングを変える [#ba8d3714]

- [Fine Tune] 初期値=0
- MIDIch全体の音程をセント単位で微調整します。セントとは、1つの半音の音程の間を 100 等分したチューニングの単位です。
- [Coarse Tune] 初期値=0
- MIDIch全体の音程を半音単位で調整します。
- [Micro Tuning] 初期値=Equal Temp
- 音階毎にチューニングを微調整する事で、非平均律音階を作り出すための機能です。プリセットの音律の他、ユーザー定義の音律を使用することもできます。[[全体に関する機能を設定する>MIDI機能/全体に関する機能を設定する]]
- 以下の音律がプリセットされています。
-- Equal Temp ... 平均律
-- Pure Major ... 純正律(長調)
-- Pure Minor ... 純正律(短調)
- [Micro Tuning] 初期値=EqualTemp
- 音階毎にチューニングを微調整することで、非平均律音階を作り出すための機能です。プリセットの音律の他、ユーザー定義の音律を使用することもできます。[[→全体に関する機能を設定する:../全体に関する機能を設定する#ユーザー独自のマイクロチューニングを設定する]]
- 次の音律がプリセットされています。
-- EqualTemp ... 平均律
-- PureMajor ... 純正律(長調)
-- PureMinor ... 純正律(短調)
-- Pythagorean ... ピタゴラス音律
-- Meantone ... ミーントーン(中全音律)
-- Werckmeist3 ... ヴェルクマイスター調律(第1技法第3番)
-- Kirnberger3 ... キルンベルガー調律(第3番)
-- Young2 ... ヴアロッティ(ヤングII)調律
-- Meantone ... ミーントーン(中全音律)
-- Werckmeist3 ... ヴェルクマイスター調律(第1技法第3番)
-- Kirnberger3 ... キルンベルガー調律(第3番)
-- Young2 ... ヴアロッティ(ヤングII)調律
-- Arabic ... アラビア風音律
-- User ... ユーザー音律(Scala形式)
-- ユーザー音律を使用するには、あらかじめEDITORの初期画面から、[Global]>[User Tuning]でsclファイルを読みこんでおく必要があります。
- [Preset Tuning Root] 初期値=C(0)
- プリセットのチューニングを使用している場合、開始する音名を変更できます。例えば、[D(+2)]を選んだ場合、D(レ)の音が主音になります。
-- User ... ユーザー音律(Scala形式)
-- ユーザー音律を使用するには、あらかじめ[EDITOR]の初期画面から、[Global]>[User Tuning]でsclファイルを読みこんでおく必要があります。
- [Preset Tuning Root] 初期値=C(0)
- プリセットのチューニングを使用している場合、開始する音名を変更できます。たとえば、[D(+2)]を選んだ場合、D(レ)の音が主音になります。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch1の Fine Tune を+20centにするとき
-- MIDIch=01
-- CC#101 000 ... RPN(MSB)
-- CC#100 001 ... RPN(LSB)
-- CC#38 12 ... データエントリ(LSB)
-- CC#6 102 ... データエントリ(MSB)
--- RPN #1 は、約 0.012 セント(正確には 100 / 8192 セント)の細かさでチューニングの指定ができます。
-- CC#101 000 ... RPN(MSB)
-- CC#100 001 ... RPN(LSB)
-- CC#38 12 ... データエントリ(LSB)
-- CC#6 102 ... データエントリ(MSB)
-- RPN #1 は、約 0.012 セント(正確には 100 / 8192 セント)の細かさでチューニングの指定ができます。
- <例>MIDIch1の Coarse Tune を[+3]半音にするとき
-- MIDIch=01
-- CC#101 000 ... RPN(MSB)
-- CC#100 002 ... RPN(LSB)
-- CC#6 3 ... データエントリ(MSB)
- <例>MIDIch3の Micro Tuning を[ミーントーン(中全音律)]にするとき
-- CC#101 000 ... RPN(MSB)
-- CC#100 002 ... RPN(LSB)
-- CC#6 3 ... データエントリ(MSB)
- <例>MIDIch3の Micro Tuning を[ミーントーン(中全音律)]にするとき
-- MIDIch=03
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 001 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 4 ... データエントリ(MSB)
- <例>MIDIch8の Tuning Root を[F(+5)]にするとき
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 001 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 4 ... データエントリ(MSB)
- <例>MIDIch8の Tuning Root を[F(+5)]にするとき
-- MIDIch=08
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 002 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 5 ... データエントリ(MSB)
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 002 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 5 ... データエントリ(MSB)

***同時発音数を設定する [#la287d03]
***同時発音数を設定する [#gedf4830]

- [Channel Limit] 初期値=127
- MIDIch毎の最大同時発音数を制限する機能です。該当するMIDIchでの発音数が、ここで設定した発音数を越えて発音しようとした場合、そのch内の一番古い発音が消音されます。ここで設定した値にかかわらず、ハードウェア音源の最大同時発音数より多く発音する事は出来ません。
- MIDIch毎の最大同時発音数を制限する機能です。該当するMIDIchでの発音数が、ここで設定した発音数を越えて発音しようとした場合、そのch内の一番古い発音が消音されます。ここで設定した値にかかわらず、ハードウェア音源の最大同時発音数より多く発音することはできません。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch11の Channel Limit を 2 にするとき
-- MIDIch=11
-- CC#55 2 ... チャンネルリミットを2に設定する
- MIDIch=11
- CC#55 2 ... チャンネルリミットを2に設定する

***発音優先度を設定する [#l524a465]
***発音優先度を設定する [#m547c8cc]

- [Key On Priority] 初期値=64
- そのchの発音のノートオン中の発音優先度を設定します。ノートオン時に全ボイスが発音中で、発音しようとするchの優先度以下のボイスが無ければ発音されません。
- [KeyOn Priority] 初期値=64
- そのchの発音のノートオン中の発音優先度を設定します。ノートオン時に全ボイスが発音中で、発音しようとするchの優先度より小さいボイスが無ければ発音されません。
- [Release Priority] 初期値=0
- 発音がノートオフされた後も、そのボイスが別の発音に使用されるまでは内部的には音数が確保されています。しかし通常は優先度が0になるため、他に発音要求があればボイスを明け渡します。キーオフ状態のボイスが、別のchの発音に取られるのを防ぎたい場合には、キーオフ後の優先度を設定しておく事もできます。
- 発音がノートオフされた後も、そのボイスが別の発音に使用されるまでは内部的には音数が確保されています。しかし通常は優先度が0になるため、他に発音要求があればボイスを明け渡します。キーオフ状態のボイスが、別のchの発音に取られるのを防ぎたい場合には、キーオフ後の優先度を設定しておくこともできます。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch13の Key On Priority を 80 にするとき
- <例>MIDIch13の KeyOn Priority を 80 にするとき
-- MIDIch=13
-- CC#56 80 ... Key On Priorityを80に設定する
-- CC#56 80 ... KeyOn Priorityを80に設定する
- <例>MIDIch15の Release Priority を 10 にするとき
-- MIDIch=15
-- CC#57 10 ... Release Priorityを10に設定する

***ポルタメントを使用する [#eb214f17]
***ポルタメントを使用する [#p0ee8bfe]

#ref(gm2_portatime.jpg)

onにすることで、音と音との間のピッチを滑らかに繋ぐ奏法が可能です。

- [Portament Time] 初期値=0
- onにすることで、音と音との間を滑らかに繋ぐ奏法が可能です。前の音から次の音へ移動する速さを調整します。設定値と、ピッチ変化レートとの関係は次の通りです。
- 大きな値ほど時間あたりのピッチ変化量が減り、前の音から次の音への移動がゆっくりになります。

#ref(gm2_portatime.jpg)

- [Portament Mode] 初期値=Off
- Off ... そのMIDIchでポルタメントを無効にします。
- On ... そのMIDIchでポルタメントを有効にします。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch16の Portament Time を 50 にするとき
- <例>MIDIch16の[Portament Time]を 50 にするとき
-- MIDIch=16
-- CC#5 50 ... ポルタメントタイムを50に設定
- <例>MIDIch2の ポルタメントをOnにするとき
-- MIDIch=02
-- CC#65 127 ... 64以上でOn

***ピッチベンド幅を設定する [#b25a73bc]
***ピッチベンド幅を設定する [#g80e1eda]

- [Pitchbend Range] 初期値=2
- [PitchBend Range] 初期値=2
- ピッチベンドを最大にした時のピッチ変化量を半音単位で指定します。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch1のピッチベンド幅を12半音にするとき
-- MIDIch=01
-- CC#101 000 ... RPN(MSB)
-- CC#100 000 ... RPN(LSB)
-- CC#6 12 ... データエントリ(MSB)
-- CC#101 000 ... RPN(MSB)
-- CC#100 000 ... RPN(LSB)
-- CC#6 12 ... データエントリ(MSB)

***ポリ・モノモードを設定する [#a7f66c7f]
***ポリ・モノモードを設定する [#jab39e2c]

- [Mono/Poly] 初期値=Poly
- モノモードでは、MIDIch毎に1音だけ発音されるようになります。モノモードにはさらに2つのモードがあります。
-- Retrig ... 2音以上発音しようとしたとき、前の音を消音して再度キーオンします。
-- Legato ... 2音以上発音しようとしたとき、エンベロープを持続し、音程のみを変化させます。
- [Physical Channel Select] 初期値=0
- モノモードの場合に、発音する物理chを指定します。使用している音源の発音数を超えるch数を設定した場合は設定は無効になります。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch2をモノモード(Retrig)にするとき
- <例>MIDIch2をモノモード([Retrig])にするとき
-- MIDIch=02
-- CC#126 0 ... 64未満はRetrig
- <例>MIDIch2をモノモード(Legato)にするとき
-- CC#126 0 ... 64未満は[Retrig]
- <例>MIDIch2をモノモード([Legato])にするとき
-- MIDIch=02
-- CC#126 127 ... 64以上はLegato
-- CC#126 127 ... 64以上は[Legato]
- <例>MIDIch2をポリモードにするとき
-- MIDIch=02
-- CC#127 0 ... ポリモード・オン
- <例>MIDIch1の物理発音chを2に設定するとき
-- MIDIch=01
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 000 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 2 ... データエントリ(MSB)
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 000 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 2 ... データエントリ(MSB)

***アルペジエーターを使用する [#l2e92d81]
***アルペジエーターを使用する [#n35436e3]

onにすることで、鍵盤で和音を押さえるだけで、アルペジオ奏法が可能です。MIDIch毎に独立して動作しますので、最大で16個同時に別々のパターンを使用できます。

- [Arpeggiator] 初期値=off
- on/offを設定します。デフォルトでは、CC#16 (変更可能)に割り当てられています。
- [Arpeggio Select] 初期値=0
- MIDIchで使用するアルペジオパターンを選択します。32個のユーザーパターンから選択します。

''MIDI経由で操作するには''

- <例>MIDIch1でアルペジエーターをonにするとき
-- MIDIch=01
-- CC#16 127 ... 64未満はoff
- <例>MIDIch1でアルペジオ3番を使用するとき
-- MIDIch=01
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 003 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 3 ... データエントリ(MSB)
-- CC#99 000 ... NRPN(MSB)
-- CC#98 003 ... NRPN(LSB)
-- CC#6 3 ... データエントリ(MSB)

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