#author("2023-07-30T15:10:37+09:00","default:gstaff","gstaff") #author("2024-08-31T18:08:32+09:00","default:gstaff","gstaff") [[主な特長>MIDI機能/主な特長]]~ [[使用前の準備>MIDI機能/使用前の準備]]~ [[GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する>MIDI機能/GIMICをMIDIキーボードや他のMIDI音源と接続する]]~ [[基本操作>MIDI機能/基本操作]]~ [[演奏する>MIDI機能/演奏する]]~ ---- [[音色を作る>MIDI機能/音色を作る]]~ #contents ---- [[アルペジエーター>MIDI機能/アルペジエーター]]~ [[全体に関する機能を設定する>MIDI機能/全体に関する機能を設定する]]~ [[スタンダードMIDIファイルを再生する>MIDI機能/スタンダードMIDIファイルを再生する]]~ [[MIDIインプリメンテーション>MIDI機能/MIDIインプリメンテーション]]~ [[トラブルシューティング>MIDI機能/トラブルシューティング]]~ [[変更履歴>MIDI機能/変更履歴]] *SPCエディタ [#e1b83e27] *SPCエディタ [#j069062a] #ref(spc_editor.png) SPCモジュールの音源機能は、基板上のS-SMP、S-DSPの2種類のチップにより構成されます。SPCモジュールは、SDカードから読み込んだサンプリング音を最大8音同時に発音できます。また、波形データを用意しなくても、GIMICに内蔵された64ポイントの波形テーブルエディタを利用してオリジナルの音色を作成できます。サンプリング音は専用のフォーマット(brr形式)のため、事前にPC上で作成する必要があります。brr形式のサンプルファイルを作成するには、[[C700:https://github.com/osoumen/C700]] を利用できます。読み込まれた波形データは、モジュール上の64KBのメモリに保持されます。データは圧縮されているため、保持できるのは、16bitリニアPCM換算で220KB程度になります。モジュールのサウンド処理を担っているS-DSPは、音量エンベロープ、FM変調、エコー(ディレイ)、ノイズ発生機能も持っています。 SPCモジュールの音源機能は、基板上のS-SMP、S-DSPの2種類のチップにより構成されます。SPCモジュールは、SDカード内にあるサンプリングデータを読み込んで最大8音同時に発音できます。また、波形データを用意しなくても、G.I.M.I.Cに内蔵された64ポイントの波形テーブルエディタを利用してオリジナルの音色を作成できます。サンプリング音は専用のフォーマット(brr形式)のため、事前にPC上で作成する必要があります。brr形式のサンプルファイルを作成するには、C700(https://github.com/osoumen/C700) を利用できます。読み込まれた波形データは、モジュール上の64KBのメモリに保持されます。データは圧縮されているため、保持できるのは、16bitリニアPCM換算で220KB程度になります。モジュールのサウンド処理を担っているS-DSPは、音量エンベロープ、FM変調、エコー(ディレイ)、ノイズ発生機能も持っています。 **利用可能な波形メモリ容量 [#ne493247] **利用可能な波形メモリ容量 [#u4cc71eb] 画面右上の「Sample+Echo」の表示は、現在読み込み済みの波形データの容量を示します。SPCモジュールでエコー機能を利用するためには、エコータイムに応じたバッファメモリを必要とするため、ここではエコーバッファ分を含んだ容量が表示されます。つまり、エコータイムの設定値によって、波形データのために使用できるメモリ容量が変わります。エコータイムを最大(240ミリ秒)に設定した場合、波形データを何も読み込んでいなくても、30720(2048*15)バイトのメモリが使用されます。 画面右上の[Sample+Echo]の表示は、現在読み込み済みの波形データの容量を示します。SPCモジュールでエコー機能を利用するためには、エコータイムに応じたバッファメモリを必要とするため、ここではエコーバッファ分を含んだ容量が表示されます。つまり、エコータイムの設定値によって、波形データのために使用できるメモリ容量が変わります。エコータイムを最大(240ミリ秒)に設定した場合、波形データを何も読み込んでいなくても、30720(2048*15)バイトのメモリが使用されます。 **サンプル波形タイプ音色 [#i4e501c4] **サンプル波形タイプ音色 [#vdfb374b] #ref(sample_type_patch.png) Wave Typeの「Sample」は、SDカードから読み込んだbrr形式の波形データを音階付きで鳴らすモードです。ハードウェアの音量エンベロープも使用できます。このモード時には以下のパラメータが設定できます。 Wave Typeの[Sample]は、SDカードから読み込んだbrr形式の波形データを音階付きで鳴らすモードです。ハードウェアの音量エンベロープも使用できます。このモード時には次のパラメータが設定できます。 ''Sample No.'' パッチに割り当てる波形サンプルを選択します。選択した番号に有効なデータが読み込まれている場合、右側に波形ファイル名が表示されます。 ''Load'' サンプルを含んだファイル(brr形式あるいはspcファイル)を選択し、読み込んだサンプルを現在のパッチに割り当てます。[[C700:https://github.com/osoumen/C700]] はbrrファイルを出力する際に、波形以外のパラメータを格納したsmplファイルも出力します。brrファイルと同じフォルダ内に同名のsmplファイルがある場合、エンベロープなどの各種パラメータを読み込みます。サンプル読み込みによって、残りメモリが少なくなった場合、自動的にエコータイムの設定値が調整される場合があります。 サンプルを含んだファイル(brr形式あるいはspcファイル)を選択し、読み込んだサンプルを現在のパッチに割り当てます。C700(https://github.com/osoumen/C700) はbrrファイルを出力する際に、波形以外のパラメータを格納したsmplファイルも出力します。brrファイルと同じフォルダ内に同名のsmplファイルがある場合、エンベロープなどの各種パラメータを読み込みます。サンプル読み込みによって、残りメモリが少なくなった場合、自動的にエコータイムの設定値が調整される場合があります。 ''Unload'' Sample No.に現在選択されている波形を、メモリから削除します。 ''Sample Rate'' RootKeyのノートを演奏したときに再生される、サンプルレートを設定します。通常は、波形データのサンプリングレートと同じ値に設定します。C700のsmplファイルを読み込んだ場合は自動的に設定されます。 RootKeyのノートを演奏したときに再生される、サンプルレートを設定します。通常は、波形データのサンプリングレートと同じ値に設定します。C700のsmplファイルを読み込んだ場合は自動的に設定されます。 ''RootKey'' ''RootKey'' Sample Rateで設定されているサンプリングレートで再生されるMIDIノート番号を設定します。Sample Rate=32000,RootKey=60の設定なら、C3(ノート番号60)を演奏したとき、サンプルは32000Hzで再生されます。 Sample Rateで設定されているサンプリングレートで再生されるMIDIノート番号を設定します。Sample Rate=32000,RootKey=60の設定なら、C3(ノート番号60)を演奏したとき、サンプルは32000Hzで再生されます。 ''Fixed'' onにすると、どのノートでもSample Rateで設定した音程で発音します。ドラム音色のサンプルを使用する場合などに便利です。 ''AR(アタック・レート)'' ''AR(アタック・レート)'' 発音のアタックの速さを設定します。ハードウェアエンベロープにより実現されます。 ''DR(ディケイ・レート)'' ''DR(ディケイ・レート)'' アタック期間の後、音量が減衰する速さを設定します。ハードウェアエンベロープにより実現されます。 ''SL(サスティン・レベル)'' ''SL(サスティン・レベル)'' ノートオン状態が長く続いた時、到達する音量を設定します。ハードウェアエンベロープにより実現されます。 ''SR(サスティン・レート)'' ''SR(サスティン・レート)'' ノートオン直後から音量の減衰する量を設定します。ハードウェアエンベロープにより実現されます。 ''RR(リリース・レート)'' ''RR(リリース・レート)'' ノートオフ後、音量が減衰する速さを設定します。ハードウェアエンベロープにより実現されます。 ''サンプルデータを管理する'' #ref(brr_loader.png) 読み込んだサンプルデータを一覧するには、[EDITOR]>[Global]>[SPC]>[Samples]に移動します。この画面では、brrファイル単体のロードとアンロードが可能です。ここで表示される波形番号は、エディタで指定するSample No.に対応します。一旦読み込んだ後は、Unloadするまで毎起動時に読み込まれます。 読み込んだサンプルデータを一覧するには、[EDITOR]>[Global]>[SPC]>[Samples]に移動します。この画面では、brrファイル単体のロードとアンロードが可能です。ここで表示される波形番号は、エディタで指定するSample No.に対応します。いったん読み込んだ後は、Unloadするまで毎起動時に読み込まれます。 **波形テーブルタイプ音色 [#vc13154e] **波形テーブルタイプ音色 [#x6d6c4c3] #ref(wavetable_type_patch.png) Wave Type=Wavetableを選択すると、パッチは波形テーブルタイプ音色になります。64サンプルのプリセット波形または、ユーザー波形2つを合成して音色を作成します。 ''Wave1'' #ref(wavetable_wave1.png) 1つ目の波形を4種類から選択できます。 ''Wave2'' #ref(wavetable_wave2.png) 2つ目の波形を4種類から選択できます。プリセット波形については、1つ目の波形の前後反転になっています。 ''Blend'' 選択された2つの波形をつなぎ合わせる位置を指定します。LFOまたはEnvelopeによりコントロール可能です。 ''Octave'' サンプル間引きにより音程を高くします。1オクターブ上がる毎に、サンプル数は半分になります。 ''Filter'' 波形に掛かるフィルタを選択します。大きい値にすればするほど、高域成分が減衰します。LFOまたはEnvelopeによりコントロール可能です。 ''Envelope'' サンプル波形タイプ音色と同様に音量エンベロープが使用できます。 ''User Wave'' ユーザー波形を選択した場合に使用される波形を編集できます。