#author("2024-03-12T23:30:52+09:00;2024-03-12T23:26:28+09:00","default:gstaff","gstaff")
*STIC モジュール一覧 [#l2992a63]
#ref(STIC_Logo.png)

**はじめに [#a98db95a]
STIC(スティック 正式名称:S.T.I.C)は、次世代のモジュール規格です。~
既存モジュールでは限界だった極小サイズ、低消費電力、更なる高音質化を達成しつつ
回路構成の見直しにより低価格化を実現しています。~
今後のモジュールは全てSTICベースで供給されます。~

**特徴 [#pf3f6813]
STICは、専用のDSPボードを組み合わせて使用します。~
STICは、[[専用のDSPボード>GMC-STCDSP説明]]を組み合わせて使用します。~
標準で以下の機能に対応しています。~

- 性能重視の設計~
音源チップの性能を最大限に引き出す為、高性能部品を贅沢に使用すると共に、~
小型化の恩恵により、コスト面で採用が難しかった多層基板も惜しみなく使用しています。~

- より低消費電力に~
電源回路を見直した上で音源チップ電源電圧の自動切り替えに対応しました。~
5V/3.3V両対応のチップは更に低電力の3.3Vで動作可能です。~

- クロック周波数任意可変に対応~
これまでのモジュール同様、動作周波数全域に渡って任意可変が可能です。~

- フルデジタル処理~
STICからの信号は全てDACまでフルデジタルで処理されます。~
音質の劣化を抑えながらミキシング及びフィルタ処理を実現しました。~

- ミキシングバランスの任意調整~
実機の各音源チップ音量バランスを再現します。~
これまでの音量調整機能では実現不可能だった、
0.1dB単位での精密な音量調整およびミキシングに対応します。~
各入力chは全て独立して音量調整/PAN設定が可能です。~

- 実機シミュレーション機能~
音量バランスだけで無く、実機の様な出音に切り替えて試聴する事が可能です。~
実機は同じ音源チップを使用していても、機種によって音が丸いなど、
搭載されているアナログ回路にそれぞれ個性があります。~
今回開発に当たり実機回路の個性(周波数特性、歪み等)を測定しパラメータ化しました。~
DSP処理により、瞬時に各機種の個性を理想的な特性で再現します。~

***アナログ出力音源チップ向け機能 [#y64160fa]
- 高品位なアナログキャプチャ~
これまでの音源チップをオーディオ回路と見なす設計に加え、~
音源チップからのアナログ出力を同期しつつ最短距離でA/D変換を行っているため~
既存アナログ録音の手法に比べ、はるかに高品質、高精度なアナログキャプチャを実現しました。~

- 残留ノイズ除去機能~
実チップ独特の太い音を維持しつつ、複数モジュール同時利用時のS/N比低下を防止します。~
DSP処理により、残留ノイズ部分のみをリアルタイムで除去する事により~
データシート上のスペックを超える、究極のノイズレスを実現しました。~

- 更に高性能なフィルタ処理~
これまではアナログ回路で行っていたフィルタ処理をデジタル化しました。~
実機では難しかった、S/N比を向上しつつ、音抜けの良い滑らかな出音を実現しています。~

** 近日登場(Coming Soon!) [#jf741f23]

** 量産中((記載の商品名は各社の商標または登録商標です。))  [#zff0ddb0]
|名称(型番)|STICサイズ|対応スロット|搭載音源チップ|説明|写真|
|STIC OPLL(GMC-S2413)|2240|2chまたは4ch|YM2413|主にMSX等で使用されていたYAMAHA製FM音源LSI「YM2413F」が付属するモジュールです。|&ref(GMC-S2413.png);|
|STIC SSG(GMC-S2149)|2260|4ch|YM2149|主にアーケード基板等で使用されていたYAMAHA製音源LSI「YM2149F」が付属するモジュールです。|&ref(GMC-S2149.png);|
|STIC AYPSG(GMC-S8910)|2260|4ch|AY-3-8910|主にアーケード基板等で使用されていたMicrochip(旧GI)製音源LSI「AY-3-8910A」が付属するモジュールです。|&ref(GMC-S8910.png);|
|STIC OPN2(GMC-S2612)|2240|2chまたは4ch|YM2612|主にメガドライブ(前期)で使用されたYAMAHA製FM音源LSI「YM2612(OPN2)」が付属するモジュールです。|&ref(GMC-S2612.png);|
|STIC OPN2C(GMC-S3438)|2240|2chまたは4ch|YM3438|主にメガドライブ(後期)で使用されたYAMAHA製FM音源LSI「YM3438C-D(OPN2C)」が付属するモジュールです。|&ref(GMC-S3438.png);|
|STIC SPSG(GMC-S5377)|2240|4ch|315-5377|SEGA製ゲームギア用LSI(315-5377)が付属するモジュールです。&br;メガドライブやセガ・マークⅢのDCSG音源部とも互換性があります。|&ref(GMC-S5377.png);|

** 近日登場(Coming Soon!)((記載の商品名は各社の商標または登録商標です。)) [#jf741f23]

|名称(型番)|STICサイズ|対応スロット|搭載音源チップ|説明|
|STIC OPLL(GMC-S2413)|2240以上|2chまたは4ch|YM2413|主にMSX等で使用されていたYAMAHA製FM音源LSI「YM2413B」が付属するモジュールです。|
|STIC PSG(GMC-S2149)|2260以上|4ch|YM2149|主にアーケード基板等で使用されていたYAMAHA製FM音源LSI「YM2149F」が付属するモジュールです。|
|STIC AYPSG(GMC-S8910)|2260以上|4ch|AY-3-8910|主にアーケード基板等で使用されていたMicrochip(旧GI)製音源LSI「AY-3-8910」が付属するモジュールです。|
|STIC OPN2L(GMC-S276)|2240|2chまたは4ch|YMF276|主にFM TOWNSで使用されたYAMAHA製FM音源LSI「YMF276(OPN2L)」が付属するモジュールです。|
|STIC OPN3L(GMC-S288)|2240|2chまたは4ch|YMF288|主にPC-98で使用されたYAMAHA製FM音源LSI「YMF288(OPN3L)」が付属するモジュールです。|


** 開発中(In development)((記載の商品名は各社の商標または登録商標です。)) [#f5e8416f]
原理試作及び検証が完了していない物はこのリストに含まれません。(企画段階含む)~
仕様は予告無く変更される場合が有ります。~

|名称(型番)|STICサイズ|対応スロット|搭載音源チップ|説明|
|STIC OPN2(GMC-S2612)|2260以上|2chまたは4ch|YM2612|主にメガドライブで使用されたYAMAHA製FM音源LSI「YM2612(OPN2)」が付属するモジュールです。|
|STIC OPN2L(GMC-S276)|2240以上|2chまたは4ch|YMF276|主にFM-TOWNSで使用されたYAMAHA製FM音源LSI「YMF276(OPN2L)」が付属するモジュールです。|
|STIC SPSG(GMC-S5124)|2260以上|2chまたは4ch|315-5124|SEGA製ゲームギア用LSI(315-5377)が付属するモジュールです。|
|STIC MA-3(GMC-S762)|2240|2chまたは4ch|YMU762|携帯電話で使用されたYAMAHA製音源LSI「YMU762(MA-3)」が付属するモジュールです。|

//最高の互換性
//SEGA製PSG音源は、入手が容易なTI製SN76489と出音が完全互換ではなかったり、
//PANに非対応のため、これまで実機再生以外では完全再現を行うことは困難でした。
//このモジュールでは、ゲームギア用LSIを使用することにより、完全再現はもちろん、
//これまで搭載例が皆無だったPSGパートのPANコントロールにも対応します。

*** オプションボード [#pa93dade]
DSP基板拡張コネクタに接続して使用します。~

|名称(型番)|説明|
|サウンドカートリッジオプションボード(GMC-EXDSP1)|SCC,SCC+等サウンドカートリッジの制御を同時に行うことが可能です。|
|アダプタオプションボード(GMC-AADP1)|既存モジュールを1枚接続し、同時制御を行うことが可能です。|


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