SDカードに記録されたS98/MXDRV/PMD/FMP/SPC/WAV/VGMファイルをGIMIC単体で再生する動作モードです。
またTeraTermなどのターミナルエミュレーターを使うことでPCからスタンドアロンモードのGIMICを操作することができます。
なお2代目マザーボードのLite版(GMC-MB2LT)は本体に演奏を操作する為の専用ボタンが一切ありません。
Lite版でスタンドアロンモードを使う際はターミナルエミュレータ、または電源ボタン機能変更を使用して操作することになります。
スタンドアロンモードを公開するにあたり以下の方々のご協力・ご支援をいただきました。
GIMIC本体にSDカードを挿した状態で電源を入れて下さい。自動的にスタンドアロンモードへ移行します。
※初代マザーボード(GMC-MB1)をターミナルエミュレータから操作したい場合は右側のUSBポートにケーブルを接続して下さい。
また左右2つのUSBポートに同時にケーブルを接続しないで下さい。本体が故障する恐れがあります。
※2代目マザーボードLite版(GMC-MB2LT)の内蔵音源・増設モジュールは通常、自動的に適切な音源が選択されます(2014/05/16以降)
内蔵音源だけを利用したい場合は電源オン時にSTATUSランプが点灯するまで電源ボタンを押し続けて下さい。
電源ボタンを直ぐに離すと内蔵音源と増設モジュール、STATUSランプが点灯するまで長押しで内蔵音源のみが認識されます(デフォルト設定の場合)
このモードの利点は増設モジュールへの電源供給をカットして消費電力を抑えることが可能です。
※2代目マザーボードPro/Std/Liteで電源ランプが2回点滅して起動しない場合はUSBからの給電能力が不足しています。USBの電源供給を見直して下さい。
スタンドアロンモードはS98/MXDRV/PMD/FMP/SPC/WAVファイルに対応しています。事前にSDカードへ演奏したい曲データをコピーして下さい。
ファイラーの処理は重い為、SDカードは出来る限り高速な物をご利用下さい。
また以下の注意事項を守って貰えるようにお願いします。
対応モジュール | OPN3L,OPM,OPNA,OPL3,SPC,OPLMN |
対応データ | S98,MXDRV(.MDX),PMD(M,M2),FMP(OPI,OVI,OZI),SPC,WAV,VGM |
液晶ディスプレイ | 対応 |
SPDIF出力 | 対応(32-192kHz) ※96kHzを超える周波数はGMC-OPT04-192Kのみ対応 |
対応WAVファイル | 8〜96kHz 8/16bit STEREO/MONO |
Lite版の場合、電源ボタンに代替機能を割り当てることにより、限定的ですが使用可能です。
ボタン割り当ては下記本体ボタン割り当てをご確認下さい。
このモードでは再生が終了すると自動的に次の曲へ移動します。
この状態からでも下記ターミナルエミュレータ経由での接続が可能です。
接続後「F1」キーを押してModeを「Auto」から「Filer」に切り替えて下さい。
操作 | 初代マザーボード GMC-MB1 | 2代目マザーボードPro/Std GMC-MB2STD/PRO | 2代目マザーボードLite GMC-MB2LT |
曲サーチキャンセル | Pボタン長押し | ジョグダイヤル長押し | 本体操作不可 |
ジョグダイヤル 機能切換 | - | ジョグダイヤルを押し込むと ステータスランプが点灯・消灯します | |
前のフォルダへ | Aボタン | ステータスランプが点灯している状態で ジョグダイヤルを押し込んで左に回す | |
前の曲へ | Bボタン | ステータスランプが点灯している状態で ジョグダイヤルを右に回す | |
次のフォルダへ | Dボタン | ステータスランプが点灯している状態で ジョグダイヤルを押し込んで右に回す | 電源ボタン機能変更にて対応 |
次の曲へ | Cボタン | ステータスランプが点灯している状態で ジョグダイヤルを左に回す | |
再生/停止 | Pボタン | ステータスランプが点灯していない状態で ジョグダイヤルを押し込んで回す (回す方向は左右どちらでも構いません) | |
音量調整 | ツマミを回す | ステータスランプが点灯していない状態で ジョグダイヤルを左右に回す | 本体ボリュームを操作 |
※NUCケースに組み込むとマザーボードの表裏が逆になりますので回転方向が逆になることに注意して下さい。
(セットアップメニューにて動作を反転させることが可能です)
初代マザーボードのボタンは以下の通りです。
2代目マザーボードの場合は拡張(液晶)ユニット、初代マザーボードの場合、液晶ユニット(GMC-LCD)装着時に
単体でファイラー操作が可能となりました(2014/09/06以降)
以下のボタンレイアウトに自動的に切り替わります。
ボタン | 演奏タブ | ファイラータブ1 | ファイラータブ2 |
Pボタン | ファイラータブ1に移動 | ファイラータブ2に移動 | 演奏タブに移動 |
Aボタン | 前フォルダ | BackSpace | 再生・停止 |
Bボタン | 前曲 | カーソル上 | ループ回数変更 |
Cボタン | 次曲 | カーソル下 | 再生速度変更 |
Dボタン | 次フォルダ | Enter | プレイモード変更 |
液晶ユニットの表示テーマをセットアップメニューにて切り替えることが可能です。
スタンドアロンモードのGIMICはPC側からはUSB-COMポートとして認識されています。
もしスタンドアロンドライバのGIMICをPCに接続した際にドライバを要求された場合はこちらの手順に従ってドライバをインストールして下さい。
このCOMポートを介してPCからターミナルエミュレータ(TeraTerm等)でGIMICを操作することができます。
GIMIC本体での操作と大きく違う所は、SDカードに記録された曲データをPCの画面で確認しながら再生できることです。
ターミナルエミュレータには様々な物がありますが、例としてTeraTermでの操作方法について記載します。
なおこちらのサイトにMacOSXでの制御方法について記載があります。
↑ | カーソルを上に(Autoモードの場合は前フォルダ) |
↓ | カーソルを下に(Autoモードの場合は次フォルダ) |
PageUp | カーソルを1ページ下に |
PageDown | カーソルを1ページ上に |
ENTER | フォルダ選択/曲選択 |
BackSpace | 上位フォルダに戻る |
← | 前の曲へ |
→ | 次の曲へ |
Home | 次のフォルダへ |
End | 前のフォルダへ |
F1 | 自動演奏モードの選択(Auto:演奏終了後に自動で次曲を開始します Filer:手動で曲を選択して演奏します) |
F2 | 曲の停止 |
F3 | 曲のループ回数を+1(1〜5loop、永久loopを設定可能) |
F4 | 曲のループ回数を-1 |
F5 | テンポアップ |
F6 | テンポダウン |
F7 | 演奏方法の選択(AllDir:通常演奏 Single:フォルダ内演奏 S+Shuf:フォルダ内+ランダム演奏) |
F8 | セットアップメニューへ移動 |
0-9,A-Z | 該当ファイルにジャンプ |
スタンドアロンモードで起動し、ファイラー画面にてF8キーを押すと移動します。
※SDカードが無い場合、SDカードを抜いた状態でジョグを押し込みながら電源投入で強制的にスタンドアロンモードで起動します。
(初代、2代目マザーボードLite版は非対応)
↑↓キーで項目を移動、←→キーで値の選択、BackSpaceキーで保存せずにファイラーに戻る、F8キーで保存してファイラーに戻ります。
メニュー項目 | 説明 | 対応機種 | 対応モジュール |
Start Up When Powered | USBケーブルを接続すると自動的に電源が入ります。 外部電源使用時は必ずACアダプタを先に接続して下さい。 ※この設定をYesにすると電源スイッチで電源をオフにしても再び電源がオンになるので注意して下さい。 電源を切りたい時はUSBケーブルを抜いて下さい。 | 初代マザーボード以外 | - |
Preferred Sound Source | 内蔵音源・増設モジュールの優先順位を決定します。 電源ボタンを長押しして起動した場合は優先順位が反転します。 | 2代目マザーボードLite版 | - |
Reverse Jog Wheel Direction | ジョグ・ボリュームの回転方向を反転します。 アルミケースに組み込んだ場合に便利です。 | 初代マザーボード以外 | - |
GMC-OPNA SSG Volume | SSG音量のデフォルト値を変更します。 PC-88 OPN,PC-88 OPNA,PC-98 OPN,PC-98OPNAの4種類から選択できます。 | - | OPNA |
S/PDIF Output Frequency | SPDIF出力オプションを装着している場合、SPDIF基本出力周波数を変更します。 GMC-OPT02/04 Frequency Ratio欄と一緒に設定を行って下さい。 | - | GMC-OPT02/04対応モジュール |
Enable Parallel Output | ブレイクアウト出力設定を変更します。 Noの場合、LineIN=無効 LineOUT=モジュール+PCM出力 Yesの場合、LineIN=モジュール出力 LineOUT=PCM出力 ※ブレイクアウトケーブルを使っていない場合はNoを選択して下さい | 2代目マザーボードPro版 | - |
Auto Play When Powered | 起動後即座に再生を開始します。 Default Startup Modeの設定が同時に必要です。 | 全マザーボード | - |
Default Startup Mode | 起動直後の自動演奏モード(ファイラー画面のF1キーで変更できる内容)を設定します。 Filer、またはAutoに設定するとイニシャル画面をスキップします。 | 全マザーボード | - |
Default PlayBack Mode | 起動直後の演奏方法(ファイラー画面のF7キーで変更できる内容)を設定します。 (AllDir:通常演奏 Single:フォルダ内演奏 S+Shuf:フォルダ内+ランダム演奏) | 全マザーボード | - |
PowerSW Alternate Function | 電源ボタンの機能割付を設定します。 この設定をYesにした際、電源を切りたい時は電源ボタン3秒長押しして下さい。 NextS:次曲 NexfF:次フォルダ Play/Stop:再生・停止 | 初代マザーボード以外 | - |
Display Theme | 拡張ユニット(2代目)、液晶ユニット(初代)搭載時に液晶に表示される配色を設定します。 | 全マザーボード | - |
Remember Last Song Played | Yesにすると電源切断時に設定が記憶され、次回電源投入時に続きから演奏を行うことが出来ます。 | 初代マザーボード以外 | - |
Key Repeat Delay | 本体/液晶ユニット B,Cボタンを長押しした際にカーソル高速移動迄の時間を決定します。 | 全マザーボード(液晶搭載時) | - |
GMC-OPT02/04 Frequency Ratio | SPDIF出力オプションを装着している場合、SPDIF出力周波数の動作倍率を変更します。 ※S/PDIF Output Frequency設定が48kHz、x2設定の場合、48kHzx2=96kHzで出力されます。 | - | GMC-OPT02/04対応モジュール |
GMC-OPLMN Default Mode | OPL/M/NモジュールをUSBモードで使用した場合の挙動を設定します。 Native:YMF297+YM2151 OPL3:YMF262 OPM:YM2151 OPN:YMF288 搭載モジュールとして認識されます。 ※2018年3月現在では、Nativeモード対応ソフトウェアは有りません。Native以外を選択して下さい。 | - | OPLMN |
※未対応の機種・モジュールでは該当する機能の設定はグレーアウトになり、設定することは出来ません。
掲載日 | 状況 |
2011/12/25 | |
2014/05/15 | |
2013/08/15 | |
2011/09/03 | |
2011/09/03 | |
2011/--/-- |