GIMIC操作マニュアル

このページではGIMICの操作方法について解説します。

電源の準備

GIMICは電源をUSBポート経由で供給します。電源は以下のいずれかをご用意ください(電圧は5V、電流は500mA以上出力可能であれば問題ありません)

電源供給能力が不足している場合は正常に動作致しませんのでご注意ください。
特にバスパワーのUSBハブは確実に電源供給能力が足りませんので絶対に接続しないで下さい。

GIMICの右側のUSBポートにケーブルを繋ぎ、PCと接続して下さい。
※両サイドのUSBポートに同時にケーブルを接続しないで下さい。本体が故障しますので注意して下さい

gm001.jpg

ファームウェアの更新

現在頒布しているGIMICに搭載されているファームウェアがお試しファーム(S98/MDX対応版)に切り替わっている為、このページではお試しファームを説明していきます。
なお現在のお試しファームはPMDデータ、FMPデータの再生にも対応しています。
購入してからファームウェアのアップデートをされていない方はこちらを参考に最新ファームウェアに更新してください。

※C81で購入された方はお試しファームウェア2011/12/26版が書き込まれています。

データの用意

お試しファームはS98/MDX/PMD/FMPデータに対応しています。SDカードに再生したいデータを入れてください。
この際、注意して頂くことが何点かあります。

お試しファームウェア操作方法

以下の添付画像の液晶右上と右下の表示がおかしいですが気にしないでください(液晶を手荒く扱うとこのようなことになりますのでご注意下さい…)

①お試しファームを書き込んだGIMICの電源を入れると液晶に以下のような表示が行われます。*1
player01.jpg

②ここでGIMIC本体のCボタンを押すことでGIMIC単体で動作するスタンドアローンモードに入ります。
 液晶を搭載していない場合はCボタンを2回押してください。曲の演奏がはじまります。
button.jpg

③「Enter stand-alone mode.」の表示が出ますのでCボタンを押してください。曲の演奏がはじまります。
player02.jpg

④操作方法は以下の通りです。
button.jpg

Aボタン 前のフォルダへ
Bボタン 前の曲へ
Cボタン 次の曲へ
Dボタン 次のフォルダへ
Pボタン 再生・停止

■S98データ演奏時の画面
 S98再生時は曲のタイトルなどS98タグに記載された情報のみが表示されます(鍵盤表示は行いません)
mon_s98.jpg

■MDXデータ演奏時の画面
 MDX再生時は曲のタイトル及び鍵盤表示が行われます。
mon_mdx.jpg

■PMDデータ演奏時の画面
 PMD再生時は曲のタイトルと編曲者及び鍵盤表示が行われます。
mon_pmd.jpg

■FMPデータ演奏時の画面
 FMP再生時は曲の3行コメント及び鍵盤表示が行われます。
mon_fmp.jpg

ターミナルエミュレータでのGIMIC制御

お試しファームのGIMICをPCに接続するとUSB-COMポートとして認識されます。
もしドライバを要求された場合はこちらの手順に従ってドライバをインストールして下さい。

このCOMポートを介してPCからターミナルエミュレータ(TeraTerm等)でGIMICを操作することができます。
GIMIC本体での操作と大きく違う所は、SDカードに記録された曲データをPC側の画面で確認しながら再生できることです。

ターミナルエミュレータには様々な物がありますが、例としてTeraTermでのGIMIC制御について記載します。
なおこちらのサイトにMacOSXでの制御方法について記載があります。

TeraTermをダウンロードしてインストールしてください。インストールオプションは「コンパクトインストール」で問題ありません。

②デバイスマネージャーを開き「ポート(COMとLPT)」に「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge(COM?)」があることを確認し、
 COMポートの何番に割り当てられているか確認してください(添付画像ではCOM3として認識しています)
com_port.jpg

③デスクトップにTeraTermのショートカットが作成されていると思いますのでTeraTermGIMICにでもリネームして下さい。
 ショートカットのオプションを開き、リンク先の欄の末尾に「 /C=3 /BAUD=230400 /KR=SJIS /KT=SJIS」を追加して下さい。
 「/C=3」の数字がCOMポートの番号になりますのでご自分の環境にあった数値を入力して下さい。
TeraTerm.jpg

④GIMICが電源を入れた直後の画面(以下の画像)であることを確認してください。液晶をお持ちで無い方は念のためにGIMICのUSBケーブルを挿し直して下さい。
 このときGIMIC本体のボタンは一切触らないで下さい(ボタンを押すとGIMICがスタンドアローンモードに入ってしまいます)
player01.jpg

⑤先ほど作成したTeraTermGIMICのショートカットからTeraTermを起動します。
 以下の画面が表示されるのでキーボードのEnterキーを押してください。GIMICがターミナルモードに切り替わります。
com_first.jpg

⑥SDカードに入っている曲データが以下のようにTeraTermに表示されます。
com_opna.jpg

※現在のTeraTermはデフォルトの配色が異なるようです(黒背景に白文字)

⑦操作方法は以下の通りです。

↑キー    カーソルを上に
↓キー    カーソルを下に
PageUp    カーソルを1ページ下に
PageDown  カーソルを1ページ上に
ENTERキー フォルダ選択/曲選択
BackSpace 上位フォルダに戻る
F1キー    リピート方法の選択
F2キー    曲の停止
F3キー    曲のループ回数を+1
F4キー    曲のループ回数を-1
F5キー    テンポアップ
F6キー    テンポダウン
F7キー    リピート時のフォルダ移動設定
F8キー    シェルへ(未実装なので押さないで下さい)

■S98データの選択画面
com_s98.jpg

■MDXデータの選択画面
com_mdx.jpg

■PMDデータの選択画面
com_pmd.jpg

■FMPデータの選択画面
com_fmp.jpg

■注意事項

PCからのUSB制御

GIMICに搭載した音源モジュールをPCからUSBで制御する為のファームウェアをテストとして公開しています。
使い方などはこちらをご覧下さい。


*1 serialやrevは購入時期によって異なります。またModuleSLOT(A)には搭載しているモジュール名が表示されます

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