*GIMIC操作マニュアル [#g882881e] このページではGIMICの操作方法について解説します。~ #contents **電源の準備 [#w0494b9b] GIMICは電源をUSBポート経由で供給します。電源は以下のいずれかをご用意ください(電圧は5V、電流は500mA以上出力可能であれば問題ありません)~ -PCのUSBポート~ -USB-ACアダプタ~ -セルフパワーのUSBハブ~ 電源供給能力が不足している場合は正常に動作致しませんのでご注意ください。~ 特に&color(red){バスパワーのUSBハブは確実に電源供給能力が足りません};ので絶対に接続しないで下さい。~ GIMICの右側のUSBポートにケーブルを繋ぎ、PCと接続して下さい。~ ※両サイドのUSBポートに同時にケーブルを接続しないで下さい。&color(red){本体が故障しますので注意して下さい};。~ #ref(gm001.jpg);~ **ファームウェアの更新 [#q61e08aa] 現在頒布しているGIMICに搭載されているファームウェアがお試しファーム(S98/MDX対応版)に切り替わっている為、このページではお試しファームを説明していきます。~ なお現在のお試しファームはPMDデータ、FMPデータの再生にも対応しています。~ 購入してからファームウェアのアップデートをされていない方は[[こちら>ファームウェアアップデート]]を参考に最新ファームウェアに更新してください。~ ※C81で購入された方はお試しファームウェア2011/12/26版が書き込まれています。~ **データの用意 [#ra4e7538] お試しファームはS98/MDX/PMD/FMPデータに対応しています。SDカードに再生したいデータを入れてください。~ サンプル曲が[[こちら>テストデータ]]からダウンロード出来ます。 この際、注意して頂くことが何点かあります。~ -.S98/.MDX/.M/.M2/.OPI/.OVI/.OZIがお試しファームの対応データです。~ ただしPMDPPZ用の.MZは現在GIMICで再生可能なデータとして認識されません。~ -中身が空っぽのフォルダを作成しないで下さい(空フォルダがあるとフリーズする不具合があります)~ -ルートフォルダに直接データを置かないで下さい。~ -フォルダの作成は1階層までにとどめて下さい。~ -OPN系とOPM系の曲が混在していても問題はありません。~ GIMIC側が搭載したモジュールに対応する曲データであるかチェックし、対応していない場合には演奏されません。~ -ADPCMを利用する際には、SDカードの直下に「PCMFILES」フォルダを作成して、その中にPVI・PPCファイルを配置して下さい。~ **お試しファームウェア操作方法 [#z0b71eb6] 以下の添付画像の液晶右上と右下の表示がおかしいですが気にしないでください(液晶を手荒く扱うとこのようなことになりますのでご注意下さい…)~ ①お試しファームを書き込んだGIMICの電源を入れると液晶に以下のような表示が行われます。((serialやrevは購入時期によって異なります。またModuleSLOT(A)には搭載しているモジュール名が表示されます))~ &ref(player01.jpg);~ ②ここでGIMIC本体のCボタンを押すことでGIMIC単体で動作するスタンドアローンモードに入ります。~ &color(red){液晶を搭載していない場合はCボタンを2回押してください};。曲の演奏がはじまります。~ &ref(button.jpg);~ ③「Enter stand-alone mode.」の表示が出ますのでCボタンを押してください。曲の演奏がはじまります。~ &ref(player02.jpg);~ ④操作方法は以下の通りです。~ &ref(button.jpg);~ Aボタン 前のフォルダへ Bボタン 前の曲へ Cボタン 次の曲へ Dボタン 次のフォルダへ Pボタン 再生・停止 ■S98データ演奏時の画面~ S98再生時は曲のタイトルなどS98タグに記載された情報のみが表示されます(鍵盤表示は行いません)~ &ref(mon_s98.jpg);~ ■MDXデータ演奏時の画面~ MDX再生時は曲のタイトル及び鍵盤表示が行われます。~ &ref(mon_mdx.jpg);~ ■PMDデータ演奏時の画面~ PMD再生時は曲のタイトルと編曲者及び鍵盤表示が行われます。~ &ref(mon_pmd.jpg);~ ■FMPデータ演奏時の画面~ FMP再生時は曲の3行コメント及び鍵盤表示が行われます。~ &ref(mon_fmp.jpg);~ **ターミナルエミュレータでのGIMIC制御 [#ca027900] お試しファームのGIMICをPCに接続するとUSB-COMポートとして認識されます。~ もしドライバを要求された場合は[[こちらの手順>ファームウェアアップデート#b29f100e]]に従ってドライバをインストールして下さい。~ このCOMポートを介してPCからターミナルエミュレータ(TeraTerm等)でGIMICを操作することができます。~ GIMIC本体での操作と大きく違う所は、&color(red){SDカードに記録された曲データをPC側の画面で確認しながら再生できること};です。~ ターミナルエミュレータには様々な物がありますが、例としてTeraTermでのGIMIC制御について記載します。~ なお[[こちらのサイト:http://applesorce.b.sourceforge.jp/2011/05/15/osx%E3%81%A7gimic%E3%82%92%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%99%E3%82%8B/]]にMacOSXでの制御方法について記載があります。~ ①[[TeraTerm:http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/]]をダウンロードしてインストールしてください。インストールオプションは「コンパクトインストール」で問題ありません。~ ②デバイスマネージャーを開き「ポート(COMとLPT)」に「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge(COM?)」があることを確認し、~ COMポートの何番に割り当てられているか確認してください(添付画像ではCOM3として認識しています)~ &ref(com_port.jpg);~ ③デスクトップにTeraTermのショートカットが作成されていると思いますのでTeraTermGIMICにでもリネームして下さい。~ ショートカットのオプションを開き、リンク先の欄の末尾に「 /C=3 /BAUD=230400 /KR=SJIS /KT=SJIS」を追加して下さい。~ 「/C=3」の数字がCOMポートの番号になりますのでご自分の環境にあった数値を入力して下さい。~ &ref(TeraTerm.jpg);~ ④GIMICが電源を入れた直後の画面(以下の画像)であることを確認してください。液晶をお持ちで無い方は念のためにGIMICのUSBケーブルを挿し直して下さい。~ このときGIMIC本体のボタンは一切触らないで下さい(ボタンを押すとGIMICがスタンドアローンモードに入ってしまいます)~ &ref(player01.jpg);~ ⑤先ほど作成したTeraTermGIMICのショートカットからTeraTermを起動します。~ 以下の画面が表示されるのでキーボードのEnterキーを押してください。GIMICがターミナルモードに切り替わります。~ &ref(com_first.jpg);~ ⑥SDカードに入っている曲データが以下のようにTeraTermに表示されます。~ &ref(com_opna.jpg);~ ※現在のTeraTermはデフォルトの配色が異なるようです(黒背景に白文字)~ ⑦操作方法は以下の通りです。~ ↑キー カーソルを上に ↓キー カーソルを下に PageUp カーソルを1ページ下に PageDown カーソルを1ページ上に ENTERキー フォルダ選択/曲選択 BackSpace 上位フォルダに戻る F1キー リピート方法の選択 F2キー 曲の停止 F3キー 曲のループ回数を+1 F4キー 曲のループ回数を-1 F5キー テンポアップ F6キー テンポダウン F7キー リピート時のフォルダ移動設定 F8キー シェルへ(未実装なので押さないで下さい) ■S98データの選択画面~ &ref(com_s98.jpg);~ ■MDXデータの選択画面~ &ref(com_mdx.jpg);~ ■PMDデータの選択画面~ &ref(com_pmd.jpg);~ ■FMPデータの選択画面~ &ref(com_fmp.jpg);~ ■注意事項~ -S98データのタグはタイトルと作曲者など2項目までの記載にとどめて下さい。~ タグが3項目以上記載されている場合、コンソール画面の表示がおかしくなります。~ -PMD/FMPデータの場合は演奏している曲のタイトル情報はコンソールに表示されません(演奏中のファイル名のみ表示)~ **PCからのUSB制御 [#b38cac81] GIMICに搭載した音源モジュールをPCからUSBで制御する為のファームウェアをテストとして公開しています。~ 使い方などは[[こちら>USB制御]]をご覧下さい。~