*概要 [#e8adcc63]
#freeze
*OPN3Lモジュール [#e8adcc63]
G.I.M.I.C Project 第1弾~
OPN3-L(FM + Rhythm + SSG Synthesizer)を搭載した音源モジュールです。~
OPN3-L(YMF288-M)を搭載した音源モジュールです。~

※生産完了品です。~
※[[後継品>GMC-OPLMN説明]]をご利用下さい。~

#ref(GMC-OPN3L_PCB.jpg)

*特徴 [#s966bcde]
#contents

**特徴 [#s966bcde]

-実音源チップが付属~
YAMAHA製FM音源LSI「YMF288-M(OPN3L)」が付属するモジュールとなります。~
この音源は、主にPC-98x1界隈で「PC-9801-86(86音源)」と呼ばれた拡張音源ボードから、~
PCMに関する機能を削減した物、とお考えください。~
86ボードと比べ、PCM機能が削減されており、FMx6/SSGx3/Rhythmx6という音源構成になっています。~
~
以下、もう少し詳細に説明します。~
上記説明に書かれた86ボードや、A-Mate/PC-98GS/73ボード、~
さらにPC-8801用の拡張カードである サウンドボードIIには「YM2608B(OPNA)」が実装されています~
この音源より削減された性能差は次の通りです。~
--ユーザーADPCM機能の削除
YAMAHA製FM音源LSI「YMF288-M(OPN3-L)」が付属するモジュールです。~
この音源はPC-9800シリーズの86ボード、PC-8801のサウンドボードIIからPCM/ADPCM関連の機能を削減した物と思って貰って構いません。((末期のPC-9821でも86ボードの後継品としてYMF288が搭載されていました))~
詳細に説明すると以下の点が異なります。~
--ADPCM機能の削除
--CSM音声合成機能の削除
--汎用I/Oポートの削除
~
-S98Format V1/V3形式をスタンドアロン再生可能~
頒布が行われた同人ハードウェアで史上初となる、S98形式スタンドアロン再生機能を搭載します。~
S98形式はFM音源へのアクセスを全て記録するサウンドログとなっており、~
音源ドライバに依存しない柔軟な再生が可能です。~
~
※S98形式への変換は当wikiをご覧下さい。~
~
※PMD形式ダイレクト再生ドライバを開発中です。~
 今後のアップデートにご期待下さい。~
--FM音源とSSG音源のパラアウト((OPN/OPNAではFM音源とSSG音源は個別で出力されていますが、OPN3-Lでは纏めて出力されています))
--86ボードのPCMはありません((86ボードのPCMはFM音源チップとは全く異なるチップがPCMを担当しています))

-演奏状態表示~
オプションの液晶モジュールを搭載することにより、~
演奏状態の表示が可能です。~
~
表示例~
#ref(s98_monitor.jpg)
~
また、専用ソフトを使用することにより、PCからの操作が可能です。~

-クリアな音質~
専用設計&高品質な部品を使用することにより、これまでの内蔵音源で解決の難しかった、~
ノイズが少なくクリアな音質を実現しています。~
また、専用オプションのDAC基板を搭載することにより、~
更にクリアな音質を得ることが出来ます。~
専用設計&高品質な部品を使用することにより内蔵音源で解決の難しかったノイズが少なくクリアな音質を実現しています。~
また、専用オプションのDAC基板、SPDIF基板を搭載することにより更にクリアな音質を得ることが出来ます。~

**各部位の説明 [#xeb81702]
#ref(OPN3MODULE.png)

①OPN3-L(YMF288-M)~
 音源スペックはFM6音、SSG3音、リズム音源6種6音の合計15音が発音できます。~
 OPNAと比べるとADPCMとCSM音声合成モードが削減されています。~
②Option I/F~
 オプションDAC基板、SPDIF基板などのオプションを実装するためのコネクタです。~
③音源モジュールコネクタ~
 マザーボードと接続するコネクタです。~
④アナログ出力コネクタ~
 マザーボードへアナログ音声信号を送信するコネクタです。~

**OPNAモジュールとの機能比較 [#jca46115]
|モジュール|OPNA|OPN3L|
|音質|○|◎((オプションDAC基板/SPDIF基板併用時))|
|ADPCMを含むデータ再生|○|△((PCMモジュール(開発中)との併用で対応予定))|
|SSG音量可変|○|△((PC-9801-86相当の音量配分で固定です。ただしツールを使ってS98データ側のFM音源部の音量を調整することである程度対応できます))|
|クロック周波数可変|○|△((SPDIF基板との併用で対応可能))|
|CSM音声合成|○|×|


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