今となっては失われつつあるMDXデータの作成方法を記載します。
■note.xを使う場合
■mxcを使う場合
note.xの方が高機能なので前者をお勧めします。mxcはNT系OSではコンソール表示が行われないので注意が必要です。
現状、PC側からGIMICへMDXデータを直に転送して再生することができないので制作中の曲データの再生に使うことになります。
上記の他にもMDXプレイヤは存在していますが、エミュレーションの精度が低いのでRuRuRuさんのMDX/MDCinputをお勧めします。
(X68Sound.dllやfmgenを利用した物はハードウェアLFOの再現性に難があります)
foobar2000をインストールしたらC:\Program Files\foobar2000\componentsにfoo_input_mdx.dllをコピーすればOKです。
(必要に応じてfoo_input_s98.dllも入れておくと良いでしょう)
foobar2000を起動したらFile→Preferencesを開いてMDX inputの設定を行ってください。
#ref(): File not found: "foobar2000.jpg" at page "MDXデータ作成"
SampleRateに625000Hzを選択し、Use LPFのチェックを外して下さい。これでGIMICの音声出力に近い出音になります。
例としてnote.xを使った場合の環境構築の方法を記載します。上記サイトからNOTE085.LZH、run68bin-009a-20090920.zipをダウンロードして解凍してください。
#ref(): File not found: "notex.jpg" at page "MDXデータ作成"
NOTE085.LZHに含まれるデータで必要なのはnote.xだけです。note.docはMMLの仕様が記載されているマニュアルなので目を通しておきましょう。
#ref(): File not found: "run68.jpg" at page "MDXデータ作成"
run68bin-009a-20090920.zipに含まれるデータで必要なのはrun68.exeとrun68.iniだけです。
#ref(): File not found: "mxdrv.jpg" at page "MDXデータ作成"
note.x、run68.exe、run68.iniを一つのフォルダの中にコピーします。Cドライブ直下にmxdrvというフォルダを作ってそこに入れるのが良いと思います。
後はコマンドラインで
run68 note.x コンパイルするファイル.MML
と入力することでMDXデータを作成できます(以下のような表示が行われます)
#ref(): File not found: "compile.jpg" at page "MDXデータ作成"
コンパイル後、即座にfoobarで曲を再生したい場合は以下のようなバッチファイルを用意すると良いでしょう。
"C:\Program Files\foobar2000\foobar2000.exe" /stop
run68 note.x コンパイルするファイル.MML
call "C:\Program Files\foobar2000\foobar2000.exe" "%~dp0再生するファイル.MDX"
pause
※foobarで該当MDXが再生中の場合、ファイルがロックされていてコンパイルに失敗するので事前に演奏を停止しています。
作成中…